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09月08日-05号
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  1. 福津市議会 2020-09-08
    09月08日-05号


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年 9月定例会(第4回)1 議 事 日 程(5日目)   (令和2年第4回福津市議会9月定例会)令和2年9月8日午前9時30分開議於  議  場 日程第1 一般質問 日程第2 議案第35号 令和2年度福津市一般会計補正予算(第4号)について 日程第3 議案第36号 令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について 日程第4 議案第37号 令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について 日程第5 議案第38号 令和2年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について 日程第6 議案第39号 令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について2 出席議員は次のとおりである(18名)  議 長  江 上 隆 行  副議長  米 山   信   1番  福 井 崇 郎   2番  森 上 晋 平   3番  秦     浩   4番  石 田 まなみ   5番  八 尋 浩 二   6番  田 中 純 子   7番  中 村 晶 代   8番  尾 島 武 弘   9番  下 山 昭 博   10番  髙 山 賢 二   11番  中 村 清 隆   12番  蒲 生   守   13番  横 山 良 雄   14番  戸 田 進 一   15番  榎 本   博   16番  椛 村 公 彦3 欠席議員は次のとおりである(なし)4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(16名)  市      長  原 﨑 智 仁         副  市   長  松 田 美 幸  教  育   長  柴 田 幸 尚         総 務  部 長  本 夛 研 介  理事兼まちづくり推進室長            八 尋 正 文         市 民  部 長  横 山 清 香  健康福祉 部 長  辻   優 子         健康福祉部 理事  神 山 由 美  地域振興 部 長  花 田 千賀子         都市整備 部 長  長 野 健 二  教 育  部 長  榊   俊 弥         総 務  課 長  赤 間 真 一  財政調整 課 長  花 田   積         まちづくり推進室参事(経営企画)                                      榊   美 佳  まちづくり推進室参事(共助共同)            石 井 啓 雅         会計 管 理 者  伊 藤 孝 裕5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(3名)  事 務  局 長  重 冨   隆         議 事  課 長  平 田 健 三  議 事  係 長  石 橋   俊          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            開議 午前9時30分 ○議長(江上隆行) ただいまから令和2年第4回福津市議会定例会を再開いたします。 直ちに会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第1一般質問 ○議長(江上隆行) 日程第1、引き続き一般質問を行います。 それでは、順次発言を許します。 本日最初は、6番、田中純子議員。 ◆6番(田中純子) 皆様、おはようございます。議席番号6番、なのはな会、ふくおか市民政治ネットワーク、田中純子です。通告書に従い、以下の質問をいたします。 福津市の未来を担う子どもたちの学びと育ちの環境をよりよくしていくために。 現在、福間中学校区では、児童・生徒が急増し、福間中学校は大規模校、福間小学校福間南小学校は1,000人以上の児童がいる過大規模校となっています。今後も児童・生徒数は増えていきます。しかし、ほかの校区では児童・生徒が少なく、今後、児童・生徒数が減少していく可能性のある学校もあります。 一部の地域、校区の課題だけが表面化しており、ほかの校区の課題がなおざりにされていないでしょうか。児童・生徒数が多いことや少ないことで、学びや育ち、経験などに差が出ているのではないでしょうか。 今後も人口や児童・生徒数の変化はあります。今だけを考えてその場しのぎの対策をするのではなく、すぐにできる短期的な対策と中長期的な視野を持っての対策の同時進行が必要であると考えます。早めに予測して、市内全体や、40年後、50年後の将来を見通して、多方面においての対応や対策を進めていくべきではないでしょうか。 大きく1点目、小・中学校について。 小さく1点、各小・中学校の現在の児童・生徒数と職員数、ハード面、ソフト面についての課題は。小さく二つ目、短期の課題の対応や対策は。小さく三つ目、中長期の課題の対応や対策は。 大きく2点目、市立神興幼稚園について。 小さく一つ目、現在の園児数と職員数、ハード面、ソフト面についての課題は。小さく二つ目、短期の課題の対応や対策は。小さく三つ目、中長期の課題の対応や対策は。 以上の質問について、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 質問に対する答弁です。柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) それでは、田中議員のご質問に答えさせていただきます。 まず、(1)の小・中学校についてでございます。 ①各小・中学校の現在の児童・生徒数と職員数は、令和2年5月1日現在の数字を申し上げたいと思います。 職員数については、国の定数法に準じた数ということで、これには本市市費負担の職員等は含まれておりませんので、念のため申し添えます。順に申し上げたいと思います。 神興小学校、児童・生徒数246、職員数26、上西郷小学校、児童・生徒数132、職員数19、福間小学校、児童・生徒数1,151、職員数58、神興東小学校、児童数484、職員数32、福間南小学校、児童数1,441、職員数63、津屋崎小学校、児童数955、職員数52、勝浦小学校、児童数80、職員数13、福間中学校、生徒数831、職員数51、福間東中学校、生徒数465、職員数35、津屋崎中学校、生徒数386、職員数28。 ハード面、ソフト面の課題でございます。 福間中学校区に見られる過大規模・大規模校の課題として、主要なものを上げますと、ハード面では、まず児童・生徒数に応じた必要な運動場の広さの確保ができていないこと。特別教室や体育館等の施設・設備の利用の面から、教育活動に制約が生じることや、教室不足から特別教室を普通教室に転用することがあり、少人数教育や習熟度別学習といった指導が十分行えない場合があること。さらには、生活科や社会科の校外学習、修学旅行、遠足等で受入先に制限が出たり、バスの手配や日程調整も困難な状況も生じたりしています。 ソフト面では、教職員による児童・生徒一人ひとりの把握が非常に大変であり、きめ細かな指導が困難になることや、行事や部活動において児童・生徒の活躍の場を設定しにくいこと、さらには、学年内・異学年間の交流が不十分になりやすく、児童・生徒間の人間関係が希薄化するおそれがあることです。 上西郷小学校や勝浦小学校のような小規模校の課題としては、ハード面では教職員数が少ないため、経験、教科、特性などの面でバランスのとれた配置を行いにくいことや、学年別や教科別の教職員同士で学習指導や生徒指導についての相談研究等が行いにくいこと。一人の教員に複数の校務分掌が集中しやすいことが上げられます。 ソフト面では、1学年1学級の場合、学級間の相互啓発がされにくく、クラス替えが困難なことなどから、人間関係や相互の評価等が固定化しやすいとともに、集団内の男女比に極端な偏りが生じやすくなる可能性もあります。 ②でございます。過大規模・大規模校の対応・対策として、福間中学校区に新設中学校の建設により過大規模化の解消・緩和を図ることが最優先です。 それまでの対応・対策として、ハード面では、体育館や運動場は低学年のみ2学級配当で合同授業を行うこと。特別教室の使用は、同学年の学習を連続し、準備や後片づけによる時間ロスを減らすこと。休み時間の運動場、体育館の使用は、曜日ごとに振り分けること。運動場や体育館を使用する部活動は、曜日ごとに割り当てることなどの工夫が必要です。 ソフト面では、個別指導や少人数指導は、同じ教室内で実施、2学級を合同にして習熟度別指導を実施すること。同学年で単元の順序を入れ替えるなど、特別教室を使用する時期をずらすなどの対策が考えられます。 また、校外学習などの引率に保護者の手伝いを要請し、安全確保に努める工夫が考えられます。 小規模校の対応・対策として、ハード面では校務分掌の見直しにより、校務分掌を組織化して、1人当たりの業務量の軽減を可能にしたり、OJTにより教職員が相互に授業改善に努めるとともに、校内研究体制チーム化をしたり、相談・協力体制を意図的、計画的に仕組むことが考えられます。 ソフト面では、縦割り活動を意図的に仕組み、異学年交流を活性化して、児童・生徒の人間関係づくりに努めたり、学校種を超えて、保・幼・小・中・高の連携を密にした交流を取り入れたりして、児童・生徒の社会性の育成を図ることができます。 ③でございます。大規模校の対応、対策として、ハード面では児童数の減少により、空き教室の利活用です。現在、新設校の建設において、将来的に市民も生涯学習施設として活用したり、防災拠点として活用したりするなど、多機能型施設としての建設を視野に入れて計画をしているところです。 小規模校の対応・対策として、少子高齢化に伴い、高齢者と児童・生徒が関わり、触れ合う場所づくりとして活用も視野に入れ、地域と共にある学校づくりと、学校を核とした地域づくりの両輪から、未来を見据えたコミュニティ・スクールの在り方を検討してまいります。 大規模・小規模校に問わず、共通の課題として、老朽化する学校施設の維持管理費の増大が上げられます。昨年度策定しました学校施設の長寿命化計画に基づき、今後は、中長期的な維持管理、更新を行っていくことで、コスト縮減と予算の平準化を図っていきます。 ソフト面においては、第2期福津市教育総合計画にありますように、福津の将来を担う未来人材の育成に向けて、コミュニティ・スクールを基盤とした教育活動と小・中9年間の連続性を重視した教育活動を推進してまいります。 その中で、ICTを活用した教育の情報化の仕組みを整えていくとともに、ICTによるネットワーク機能を駆使して多様な地域や国、人とつながるグローバル人材の育成も重要であると考えています。 続きまして、(2)市立神興幼稚園についてでございます。 ①令和2年度の園児数(令和2年5月1日時点)では、4歳児23名、5歳児32名で、合計55名の在籍となっています。職員は、非常勤職員である園長1名、主任1名、教諭7名でございます。  ハード面の課題としては、園舎の老朽化です。建設年は1971年で、築50年近くなる施設のため、室内外における劣化が進んでいるところです。 ソフト面の課題としては、公立幼稚園を核とした、市全体の幼児教育の質の向上及び保・幼・小接続推進体制の充実等が上げられます。 ②ハード面の課題に対しては、施設・設備の現状を踏まえ、維持管理についての計画的な対策を検討していきたいと考えています。 ソフト面の課題に対しては、保・幼・小接続推進体制のさらなる充実を図っていくため、福津市保・幼・小接続推進協議会、この中で作成しました福津市保・幼・小接続カリキュラム(接続期に目指す子どもの姿及びカリキュラム活動例)、これを基に、小学校では年度内に主幹教諭と旧1年生担任でスタートカリキュラムを作成し、新1年生担任に引き継ぎました。 幼稚園では、新年度に入り自園用のアプローチカリキュラムを作成し、9月からの実施に備えていましたが、今年度当初の新型コロナウイルス感染症の対応で、小学校におけるスタートカリキュラムや園のアプローチカリキュラムを実践することができませんでした。 今後、交流を通した保育・指導のよさと課題の共有を目的に主幹教諭、主任教諭を対象としたアプローチカリキュラムの保育参観を神興幼稚園で開催し、次年度の基底接続カリキュラムにつなげていきたいと考えています。 これらの取り組みを神興幼稚園が率先し、継続して実施していくことで、幼稚園、保育所、認定こども園と小学校との組織的・計画的な連携・交流が進み、教育活動の活性化、課題の共有や解決などに貢献するとともに、市全体の保育士、幼稚園教諭の資質能力向上が期待できると思っています。 ③でございます。具体的な今後の運営方針及び在り方については、保護者ニーズ、園児数の推移、入園希望者の動向、3歳児就園の可能性、施設・設備の現状、維持経費の現状等も踏まえて、様々な角度からの検討を行う必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 1番の小・中学校についてなんですけれども、各学校の現状を確認するために、どのような方法で行われているのでしょうか。市内の全小・中学校を訪問されているのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 学校の現状把握をということでございます。 当然ながら定期的にというよりも、随時学校教育課の職員等と学校のほうにということですけれども、とりわけ常勤の指導主事3人、非常勤の指導主事3人、それぞれ各学校での課題、そういったところを踏まえながら、随時学校のほうに出向き、校長先生をはじめ主幹教諭、そういったところと情報共有をさせていただいているというところでございます。 ただ、指導主事のほうも、方法だけではなく校長会、校長研修会、教頭研修会、主幹教諭の研修会、あるいは初任研修会というのを年間計画として設けておりまして、それぞれの教職員の立場というところを踏まえて、学校と共に一体となって学校運営のほうを支えているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 確認ですが、そしたら主に指導主事の先生が行かれることがほとんどということでよろしいんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 指導主事の先生がたが中心にということでございます。 当然ながら、学校教育課、給食担当とか、あるいは施設関係を所管しています教育総務課、あるいは社会教育を担当しています郷育推進課の職員等々も当然ながら、いろんな授業の実施とかも含めて、学校とはそれぞれ現状を把握しながら共有をさせていただいているというところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) あとその年間を通しての各学校の訪問の計画、そういうものはスケジュールというものはあるのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 随時ということで申し上げましたけれども、年間計画といたしましては、10月、11月に学校訪問ということで、この学校訪問につきましては、教育委員も含めて、全ての学級の授業を拝見させていただいて、その後に校長先生以下、いろんな課題とか、よかった点とか、もう少し改善する必要があるところとか、そういったところで各学校とは毎年度学校訪問ということで定期的に実施をさせていただいているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。
    ◆6番(田中純子) 教育委員さんも10月から11月に、必ず市内の小学校、中学校、全てに行かれているということでよろしいですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど申し上げましたとおり教育委員も含めてということで、授業を参観した後、改善点とか、よかった点とかを共に校長とかと共有をさせていただいているところでございます。 基本的には全小・中学校で学校訪問ということでしております。毎年度、中学校区単位でコミュニティ・スクールの実践発表会というところをやっておりますので、その中学校区については、そのコミュニティスクール実践発表会を訪問授業の代わりにということでしているところでございます。 こちらについては、毎年度定期的な授業として訪問のほうをさせていただいているというところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) じゃその各学校、小・中学校に訪問されたときの先生たちとの意見交換会とか、その教育委員さんとかがそのとき感じられた感想とか、そういうものはなにか記録に残してあるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 各学校で、どういった発言をしたのか、どういう指摘というか、こういった改善点、よかった点、そういったところは、各学校において取りまとめておられているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) なぜこのような質問をしたかと申しますと、私も8月に福間小学校福間中学校福間南小学校の三つの学校に見学に行ってきました。校長先生や教頭先生、PTA会長や学校連絡協議委員会のかたなどのお話を聞く機会もありました。 総務文教委員としては、昨年、福間南小学校にはプレハブ校舎が建設前に見学に行っておりましたが、今回1年たって行ってみますと、校舎が建ち、さらに運動場が狭くなっていました。 福間小学校は、新たに4階建て、12教室が増築中でした。げた箱が足りずに、先生がたは設置場所に頭を悩ませていらっしゃいました。 運動場では、6年生がちょうど遊んでいました。1クラスで伸び伸び遊ぶのにはちょうどよい広さでした。そのグラウンドを見て、私の長男が通った勝浦小学校、当時、全校児童57名ほどだったと思いますが、そのグラウンドほどの広さで驚きました。現在1,151人の児童がいるのですから。校長先生が、去年に比べ約100人児童が増え、この100人の増加の影響がこんなに大きいとは。来年も100人増える。どうなるんだろうという悩みも抱えていらっしゃいました。 次に、福間中学校は、仮校舎で過ごす生徒たちの様子を見ることができました。旧校舎から仮校舎に、毎日給食の運搬が距離が長くて予想以上に大変なこと、仮校舎の階段が金属製で音が響くこと。教室の授業の声や机や椅子を引く音が反響し、授業に支障が出ていること。また、仮校舎は、廊下が真ん中にあり、両側に教室があるため、通気性が悪いと感じました。 ちょうど給食準備中でしたが、廊下が生徒でごった返し、給食を準備する生徒、それから、手洗いに行く生徒で廊下がごった返し、かなりの密になる状態であることが分かりました。 このような仮校舎で過ごしている子どもたちの状況を一日も早く改善してあげなくてはいけないという気持ちになりました。このような現場の状況を教育委員会の皆さん、そして、教育部の皆さんが足を運んで確かめる、知るということは、とても大切ではないかと感じ、先ほどの質問をさせていただきました。 もう一回確認しますが、最近の現状というのは、教育委員さんたちは、去年の10月にしか状況はお知りになっていないということでよろしいですか。教育委員の皆さんです。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 最近の情報ということでございますけれども、公的な部分で学校訪問を、それこそ授業を拝見させていただくということをやっておりますので、教育委員独自で学校のほうに行かれたりとか、当然ながら定例教育委員の後に状況的なところというのは、十分に把握、承知はしているものというふうに考えておりますし、現に、そういった意識をもって教育委員のほうも各学校の状況というのは、十分な把握をしているものというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 昨年10月、11月ということになりますと、約1年近く隔たりがあると私は思うんですね。そのやっぱり今からこの過大規模校を担っている子どもたちの状況を本当にどうしても解消してあげよう、緩和してあげようという気持ちがあるならば、その回数でよろしいのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 何回がいいのかというのは、それぞれなんだろうというふうには思っています。 公的なところの10月、11月の学校訪問ということをさせていただいておりますけれども、やはりそれぞれ各学級での授業とかを拝見させていただきますので、それなりの準備等々が必要になってまいりますので、極力そういった負担というところは避けていきたいというふうには考えております。 ただ、先ほど申し上げましたとおり、教育委員さんが行ってはいけないとか、そういったところは全くありませんので、かなり意識高く状況というのは、私たちのほうからもお伝えしていますし、それこそ校長先生自体も承知しておりますので、そういった情報というものは十分に把握しているものというふうには考えております。 ただ、今年度については、どうしてもコロナ禍というところで、なかなかそういう状況というのは難しいところもありますけれども、今年度というよりも昨年度から福間南、福間小、そういったのは状況的には今の大規模校というような状況というのは、十分に把握しておりますし、児童数が増えているというところも承知をしているものというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 公的な部分で何度も行っていらっしゃると思うんですけれども、やっぱり刻々と学校の状況も変わっているわけですよね。増築部分が増えたり、福間中学校になりますと、仮設校舎が建って、今度はもう元の校舎を崩したりとか、今度は新しいものが建つ。 そこで、やっぱり目で見て感じてというものが、やっぱり私はとっても大切だと思うんですよ。私自身、その1,000人、すごい数だなとか、1,400人てすごい数だなと思っていましたけれども、実際に行ってみるのとは、全然やっぱり違うんですよ。 ですから、やっぱりそういうなんか状況、刻々と変わっている今の学校の子どもたちの状況を本当に一日も早く解消、緩和してあげたいという思いがあるならば、その現場を知るということが一番大切ではないかと思うんですけれども、それ実際に行くことよりもなにか効果的なものがあるとお考えでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ありがとうございます。現場を見ることというのは、非常に重要なことというふうには思っておりますし、先ほど申し上げたとおり、いついつ訪問しているよとかいうことではありませんので、逐一そういった情報というのはあるんだろうと。 福間中学校の場合というのが、それこそ今、仮設校舎というところで非常に生徒にとっては大変な環境というのは十分認識はしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 正式の訪問がなくてもよいということでしたら、皆さんもそのようにされているかとは思うんですけれども、ちょっとなにか寄ったついでに、どんな感じかなとか、そういうものを意識して、学校の状態を把握していただくという気持ちがとても大切だと思います。 先生たちも、皆さんが一斉に見学に来たときには、やっぱり相談もしにくかったり、そういうものもあると思うんですね。忘れていたりとか、ちょっと行ったときに、これが、こういうところがあるんですよ、困っていますとか、こういう状況ですとか、やっぱり現場の声を聞くためには、そういう意識づけと行動をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど教育委員に限らず、指導主事の先生、あるいは、職員が行った際には、そういった校長をはじめとしてのコミュニケーションというのが十分にとれているのかなというふうには思いますし、現に教育委員会に来られる校長先生自体も十分な課題解決に向けての相談とか、そういったことはしておるところでございますので、そういった現状も含めて、その先の課題解決に向けてというようなところで、当然ながら、すぐにできること、できないこと、たくさんあるかとは思いますけれども、そのような児童・生徒の教育環境というような観点から、共に協力し合いながら進めているところでございます。 当然ながら、そういった意識を持ってというところは、必然的に持ち合わせながら進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 私は、エンゼルスポットのことがあったときも、再々なんか何度も言っていたと思います。やっぱり現場を知ること、現場の状況を知ってくださいと何度も言いました。 ですから、再度言わせていただきます。現場の状況を実際に行って、足を運んで確かめる、知るということを心に刻んでいただきたいと思います。 次の質問。小さく2番目の質問です。 短期の課題対策というのがあれば、それは一つずつ始めていけるものがあれば、いつから始める予定かをちょっと教えていただきたいんです。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 課題解決に向けてというのは、いろんな工夫をすることも一つだろうというふうには思っています。 いつから始めてというのがあれですけれども、例えば、実際に南小にしろ、福間小にしろ、いろんな学校運営上の課題というところでは、共有しているところでございます。 例えば、中庭を活用できないかとか、あるいは近所の公園を活用できないかと、あるいは、プールの授業とか、そういったのが、もう少し効果的なことができないかとか、そういったところは、十分に現場の校長先生はじめ共有をさせていただいているところでございますので。 当然、学校現場の中での工夫とか、そういったところは当然ながら随時取り入れられるところは取り入れていくというようなところはしているんだろうというふうには思いますし、あと人的なところというところも、めり張りをつけて、大規模校というような対策はとっていく必要性というのはあるんだろうと思いますが、いかんせん予算を伴う部分になれば、さあ来月からとかいうわけにはまいりませんので、そういったところは十分に現場のほうと協議しながら取り入れられるところは取り入れて、早急にできる部分はしてというようなところで対応をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 近場の公園とか、南小学校とかは特に近くに公園が、ちょっとかなり広い公園があると思いますので、そういうところが利用できたらいいなと私も思っていました。 その公園とかは、市の持ち物ですよね。ただ、利用するのに、やっぱりちょっと時間とか、そういうものがかかるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 利用の許可云々という前に、当然、道路を渡っていくというようなところで、どういうふうな、勝手に行っていいよというわけにはまいらないだろうと思います。かえって安全対策というようなところで先生がついておかないといけないとか、いろんな部分は出てくるかとは思いますので、まずは運用的にそうしたほうが効果があるとかいうところは、十分に現場の意見を踏まえながら、もしそういうことが子どもたちにとって効果的というところであれば、そういった公園の担当部署のほうとは十分に協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 南小学校は、割と比較的低学年の子どもでも行けるような近い場所にはあると思います。それで、その安全対策をするのも本当に大変だとは思うんですよ。でも、見方を変えれば、ちゃんとみんなで道路を安全に歩いていく。一人で歩くのとは違うとか、そういう交通ルール、公共のものを使うルールとか、そういうものを学ぶ場にもなると思うんですね、体験の場に。そういうなにか、考え方を切り替えるというか、できることを効果的にやっていくというのが必要じゃないかなと思います。 今、南小学校も、福間小学校もそうだと思うんですけど、運動場でボール遊びができないようになっているわけですよね。子どもたちが校庭で遊べない、本当になんて悲しい状況なのかなと本当に思います。近くにそういう公園があって、本当に伸び伸びと遊ばせてあげたいと思っています。 それと、私からは、あと近所の公園もなんですけれども、市内には大規模公園とかがありますよね。なまずの郷とか、みずがめの郷、あんずの里、そういう公園もあります。 あと自然豊かな福津市ですので、東郷公園とか、在自山、西郷川花園とか、シルバーパーク、あと公共施設であるカメリアホールや中央公民館ホール、市立図書館、大峰山のキャンプ場やわかたけ広場キャンプ場、そういうものを利用しての体験学習みたいなものができないかと思っているんですけれども、そういうお考えはないでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ご提案ありがとうございます。 例えば、なまずの郷とかになれば、運動会で活用するとか、そういったところは考えられるんだろうと思いますし、学校行事としてというのは十分に対象にはなってくるかとは思いますが、通常の授業の合間にとかいうのは、恐らく時間的な関係も含めて非常に厳しいだろうというふうには認識をしておるところです。 ただ、学校行事という範疇の中で、そういったお話があれば、十分に相談に乗っていくような形にはなってくるかとは思っております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) あと、ほかに竹尾緑地もそうですが、恋の浦の海岸とか、松林、福間、津屋崎の海岸、古墳公園、宮地嶽神社、今までも校外学習とか遠足では子どもたちも利用していると思いますけれども、そういう福津にある自然とか資源、公共施設をもっと利用しての、1時間では行けないかもしれないんですけれども、遠足とか校外学習のようなもので時間を1日の中で長くとっての利用というのはできるんじゃないかなと思っています。 あとFUCSTAとかも利用するとか、あそこにはいろんな積み木が置いてありますよね。カプラとかいう積み木も置いてあります。そういうものも今眠っている状態なら、例えば、室内でしか遊べない子どもたちのために巡回して貸し出すとか、そういう方法もあると思うんですね。運動場だけで遊ぶのが遊びではありませんので、室内でそういう積み木とか、子どもたちと一緒にああいうカプラとか、れんが積み木というのを一人で遊ぶのももちろんなんですけれども、みんなと同じものを、大きなものを、大作をつくるという、そういう遊び方もダイナミックな遊び方もできるものなんですね。 福津市にあるじゃないですか。そういうものをもっと生かし、子どもたちのためになるように、いろんな皆さんの知恵を絞って、できることを一つずつやっていくという方向で考えていただきたいんですけれども、そういうことはどうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ご提案ありがとうございます。 例えば、福間南小学校では、今まで交代で運動場という不便な思いをさせているところでございますが、先生のほうから室内でトランプの遊びとか、そういったところを導入したりとかしているというところで、ただ、今回のコロナ禍の中で、例えば、トランプ一枚一枚消毒しないといけないとか、そういった非常に大変な作業の中でというところでございますので、今の現状に即した形で、これをするとかいう形でなく、現場の中でいろんな工夫をというところが必要になってくるかとは思っております。 先ほど積み木のところとか、それが貸し出しできるのかどうか。恐らく積み木についても、誰かが遊んだ後には、しっかりと消毒とかいうようなところは出てくるんだろうとは思いますし、それぞれにこれをしなきゃいけないとか、これをしなさいとかいうところではなく、それこそ先生がたのほうがそういったところは敏感に子どもたちに触れ合っておりますので、非常にそれぞれで工夫をされていらっしゃるだろうというふうには考えているところでございます。 時々、福間南小学校福間小学校と行かさせていただいておりますけれども、やはり子どもたちの姿を見れば非常に落ち着いているというか、規範意識が高いというか、それは、やはり校長先生をはじめとした教職員の皆様がたの指導のたまものかなというふうには感じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) あと校外学習とか遠足を兼ねてというのであれば、例えば、前子ども会とかで貸し出しをしていただいていた市のバスの利用というのは、今できる状態なのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 現状でと言えば、市のバスは今コロナの関係で利用はできないというような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) あと、市内には、二つの県立高校がございますよね。水産高校と光陵高校、そこのグラウンドとかプール。以前、光陵高校のプールはなにか今、プールの希望者がいなくて余り使われていないというお話もちょっと聞いたことがあります。部活動とかもありますので、そんなに簡単に利用というのはできないかもしれないんですね。スケジュールを、高校生も利用したり、グラウンドも体育館もそうなんですけれども、そういうものをなにか平日の空いた時間になにか動く、利用できるとか、そういう方法はお考えになっていませんか。それと、それは難しいことなんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 県立高校については、県教委の管轄になってくるかと思います。まずは、なんに利用するのか、なんに使用するのか。そこまで行って時間をかけて、当然、必要性というのもあるんだろうというふうには思います。 今、プールの例が出ておりましたけれども、恐らく、すみません、詳しくはあれですけれども、高校のプールの深さと小学生のプールの深さはもう全く違うんだろうと。当然ながら、プールというのは、安全性を非常にきっちりしておく必要性というのがあるんだろうと思いますので、そういう施設の利用というのが、学校運営上あるいは学校経営上、必要というところであれば、可能な限り県教委のほうとは協議はしてまいりたいと思いますが、当然、高校もその時間帯というのは、高校での運営をやっていますので、非常に例えば社会教育として土曜、日曜とか、そういったところはあり得るんだろうとは思いますが、高校としての運営上、非常に厳しい点もあるかもしれませんので、まずはどういうふうな活用をするのかというのが一番大事なことだというふうには認識しているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) プールに関しては、やはり高校のプールというのは、階段の間隔とかも全然違うと思うんで、小学校の低学年とか、本当に水深は低くしたとしても利用するのは、ちょっと難しいかなと、私もそこは認識しているつもりです。 でも逆に考えれば、中学生が高校のプールを利用して、中学生のところに小学生が利用するとか、いろんななんか柔軟な考えをしていただけたらと思います。 これを機会に、やっぱり机上の勉強だけではない、学習だけではない体験の学習を福津市独自で増やせないかなと思っているんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) そのあたりというか、恐らく各小・中学校の現場のほうで、当然、年間のカリキュラムというのがありますので、その範囲内の中でいろんな自然体験とか、そういったカリキュラムというのは想定をされているんだろうというふうには思っておりますし、当然ながらそういう必要性というのは、学校のほうでも十分に認識はしている、認識といいますか、実際にやっているところでございます。 ただ、課題としては、大規模校等になれば人数が多くなりますので、そういったところにそれこそ労力含めて、いろんな部分で関わってくるというのは十分に承知しているところでございます。 以上でございます。 ◆6番(田中純子) 次のは、中長期的と短期的とに、ちょっとかぶってしまうんですけれども、例えば、過大規模の子どもたちの環境を今すぐにでも、少しでも緩和する方法として、学校選択性の導入とかは考えていらっしゃらないでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 学校選択というのも、いろいろ自由選択とか、いろいろございます。これも既にお答えさせていただいているのかなというふうには思っておりますけれども、現行制度上、校区外申請というところも可能、もちろん条件がそれぞれあるんですけれども、その条件の一つとして、大規模校に通っている子どもさんをとかいうようなところは、今調査・研究をさせていただいておりますし、それこそ、スクールバスの調査・研究というのも併せて考えているところでございますので、同時にそういったところも含めて考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) じゃ今お考えになっているので、それはすぐにというわけにはいかないということですかね。 今、勝浦小学校が特認校制度になって、いろんな学校の子どもたちが行っていると思うんですけれども、まだ1クラス15人までは可能というふうに書いてありましたけれども、今現在1年生は13人、2年生は11人、3年生は8人、4年生が12人、5・6年生が17人になっていたと思いますけれども、この枠を今多分1年生だけの募集をかけてあったと思うんですけれども、そこを間違っていたら申し訳ないんですけど、そこを毎年、年に1回の募集だったと記憶していますが、その空いている学年も併せて募集を拡大するというお考えはないですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 校区外なり特認なりというのが、もう右から左にということはできないんだろうというふうに思っております。当然ながら受入先の学校というのがありますので、受入先の学校との協議というのも必要になってまいりますし、それこそ、やはり子どもさんをそこにということになれば、その学校として、卒業までにどういうふうに育んでいくのかというようなところも十分に考えながらしておりますので、先ほどすぐにというようなところでもご指摘受けておりますけど、当然、受入先のことも十分に協議を経てというところは必要になってくるかというふうには思っておりますし、年度途中に転入とか転出とかになれば仕方のない話なんだろうと思いますが、やはり年度途中にとかいうところも極力避けていく必要はあるんだろうというふうには認識をしているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) すみません、私の質問が悪かったんでしょうか。勝浦小学校に関しても、すぐに人数を増やすとか、そういうことができないということでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 15人程度ということで定員を設けさせてもらっておりますけども、勝浦小学校の場合というのが、教室の大きさとかもありますので、無差別に何人でもというところは非常に正直なところ困難なところだというふうには認識をしております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) すみません。その私も20人の学級というのは知っておりますので、15人に至っていないところをもうちょっと満たす。本当にわずか2、3人とか、5人とか10人とかになるかもしれないんですけれども、今通っている過大規模のところよりは、そういうところに行きたいというお子さんとかは、もう本当に送り迎えをしてでも行きたいというご家庭もあるかと思うんですね、それぞれ。様々な子どもさんの事情とかもありますので、ですからお尋ねしているんですけど、その1クラス15人ずつというのも目いっぱい、どのクラスも15人というのは難しいんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 特認制度自体、こちらから行きなさいとかいうところではございませんので、当然、勝浦小学校という校風とか、そういったところで選択をされてというところでございますので、15人満たすまでこうやって勝浦小学校にというところではございませんので、当然ながらそこの枠内の範囲内の中で申し込みといいますか、希望されるということであれば、全く差し支えはないだろうというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 広報とかでお知らせがあっていると思うんですけれども、そのときは、私が知っている範囲では1年生だけの募集だったと思うんですが、そのときに、例えば1年生の募集と一緒に来年新2年生は3人ぐらい、まだ15人までありますよとか、そういう今の人数をお知らせして、もし希望があれば受け付けますよとか、そういうお考えはないのかというのを伺っています。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) それは学校側のほうとも考えていく必要はあるのかなというふうには思っております。 基本的には卒業までというところで、学年の途中というよりも、こういった勝浦小学校の校風とか、勝浦小学校で学んでいきたいというところになれば、小学校というのは、1年生から6年生、6年間というふうなスパンの中で子どもの学び、育ち、そういったのを支援していくというような意味合いも含めてというところでございます。 ただ、年度中途でというのが果たして勝浦小学校としてどうなのかというのは、十分に学校側とも協議する必要はあるんだろうというふうには思っておりますけれども、いずれにしろ、今のご提案については、ちょっと学校側のほうとも話をさせていただければなというふうには思っております。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 余裕のある教室があるわけですから、やっぱりそこは早めに一人でも二人でもそちらの空いている教室、ゆっくり過ごせる教室に行きたい子どもがいるんじゃないかと思います。そこのところは、いろんな問題があるかもしれないんですけれども、やっぱりこちらの熱意で状況をお話ししていただければ、その勝浦小学校の受け入れとかも可能じゃないかと思います。 うちの子どもは、結局転校して引っ越して、途中から不登校になっていったわけですけれども、そういうことと同じように捉えるということも必要じゃないかと思うんですよね。 今、こういう現状なんですから、やっぱり希望があれば途中でも入れてあげるとか、そういう柔軟な対応というのをできる方向を考えていただきたいんですけれども。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 途中の学年自体でも、その募集をかけていないというようなことですので、もう当然そういった事情があればというところはあり得るんだろうというふうには考えております。 ただ、いずれにしろ、本当に限られた人数でというところではありますけれども、まずもっては、勝浦小学校のそういったここで学びたいというようなところは、思いは大切にしてまいりたいというふうには考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) そのお気持ちというか、そういう内容になっていることを市民がやっぱり知らなかったりするわけですよね。ですから、そこのところをみんなが分かるように、途中からでも希望すれば行けるとか、年に1回この月に募集があってるよとか、ほかの学年まで行けるよとか、そういうお知らせの仕方とか、そういうものも必要になってくると思いますので、そこのところは、よろしくお願いしたいと思います。 次に、もう一つ提案というか、今、上西郷小学校も1クラス、あそこは40人ぐらい入れるクラスです、普通教室だと思うんですけれども。令和元年から5年間、文部科学省の研究開発学校指定校になっています。英会話力と対話力を高める英会話科、ダイアログを新設強化領域として取り組んでいらっしゃいます。 今、調べたところ、全学年1クラス20人ほどで人数に余裕があるように思います。これを生かして、こういう特区になっている学校の紹介とか、ここも希望があれば、お知らせして、少しでも受け入れるとか、そういうお考えはないんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) これもお答えしたようななんか記憶がございます。 現在、上西郷小学校が全国でも数少ない文部科学省の英語の研究校ということで、4年間の委託を受けているところでございます。 最終的には、英語のという特徴ある学校というところで、特認制度の導入というところは視野に入れているところではございますけれども、再三申し上げていますとおり、やはり受入先の、やはり地域に学校というようなところで、もういたずらにほかの児童・生徒をというところも非常に丁寧に進めていく必要はあるんだろうというふうには思っているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) やっぱり学校と地域の受入れが難しいということでしょうか。なんか福津市の子どもだったら、みんな同じ気持ちで周りの大人って受け入れるというか、受け入れることも必要だし、そういうお考えを持っていらっしゃるかたも大勢いると思うんですね。困っている子どもたちのために、やっぱりそこのところがもっと早めにもう無理、無理じゃないかとか、そういうことじゃなくって、やれることを少しずつ進めていただきたいんです。 本当に、過密した学校内、運動場も毎日使えない。そういう子どもたちのために、なんか一つでもできることを進めていくという気持ちが、やっぱり新設校のことも大事なんですけど、新設校今から建てたとしても、すぐにできないじゃないですか。そしたら、今困っている子どもたちを一人でも二人でも救ってあげよう、そのためにはどういう方法があるかというのを私は考えていただきたいと思います。 ですから、上西郷小学校、勝浦小学校の、その余裕がある学校への子どもたちの希望選択性とか、そういうものも含めてですけど、まだほかに神興小学校、神興東小学校、それから津屋崎中学校福間東中学校にも空きクラスや人数に余裕があるところがあるんです。そこをもっと柔軟に、希望選択性とか校区外の学校に進学できるような基準とかを緩やかにして拡大してほしいと思っていますが、そういうお考えは、すぐにないわけでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません。先ほどちょっと言い方がまずかったのかなというふうには思っております。地域というよりも当然受入先の学校というところと十分に協議する必要があるというような意味合いでございます。 すぐにというようなところで、現在、校区外申請ということで、現行制度がございますので、それを拡充するようなところというのは、現在、先ほども申し上げましたとおり考えているところでございます。その前提として、やはり受入先の学校をというところで十分に協議した上というところは必要になるんだろうというようなことでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 校区外の変更とかは、今後、人口が増えたり、減少していったりする上で、やっぱりどうしても必要になってくることだと思うんですね。そういうなんかお知らせというか、私たち大人、市民も、そこのところがやっぱり考えていると思うんです。また、考えていかなきゃいけないと思うんです。 ですから、そこのところを学校にお願いしないといけないんでしたら、早めに協議に行っていただきたいと思います。 次の質問ですけれども、次にソフト面の対策として、教師や特別支援員さん、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、部活指導員の増員とかというのは、今お考えになっていないんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) それは、大規模校に対してということでございますでしょうか。 ○議長(江上隆行) もう一度質問してください。田中議員。 ◆6番(田中純子) 大規模校もですけれども、小規模校も。今コロナ禍で、やっぱりいろんな内面を抱えている子どもとか、学校にちょっと行き渋りがちな子どももいると思いますので、そのあたりも。特に、大規模校は余計ハード面で本当にストレスを抱えていると思いますので、両方です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 例えば、特別支援につきましては、昨年度5人増やしていただきまして34人ということでございます。スクールソーシャルワーカーについても、二人ですけれども、時間を延ばしてもらったりとか、そういったとこで、まだまだ不十分ではございますけれども、今の学校における課題解決に向けての人員配置というところでは努力をさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) なぜこのようなことを言うかと申しますと、先日、福間中学校に見学に行ったときに、職員室の連絡掲示板に、遅刻の連絡の生徒数が書いてありまして、それがすごく多いなと思ったわけです。やっぱり仮校舎でいろんな音が聞こえる、授業に集中できない、そして、コロナ禍で密も避けないといけない。いろんなことを我慢しなきゃいけない子どもたちのストレスを少しでも緩和できるんだったら、ソフト面、ハード面が厳しいんなら、せめてソフト面の支援が必要かなと思ったからです。 あと次に、8月に学習支援員14人を募集してあります。現在9人の採用と聞きましたが、この人数に間違いありませんか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 学習支援員につきましては、全体で10人でございます。 すみません。学習支援員というのは、コロナに関わる部分でのですかね。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 8月に、7日から21日でしたか。2週間ほどホームページに募集をかけてありました。そのときの学習支援員の人数です、募集人数です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません。コロナ対策ということで募集をさせていただいております。全体で14人を確保したいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 現在、9人の採用ということで間違いないですか。
    ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 全体で14人ですけども、今のところ9人を9月1日から任用というところでございます。 やはり特別支援員もそうですけれども、人材確保というところでは、非常に今後も課題というところでは考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) この人数で足りていると思っていらっしゃるのか。私は14人でも足りないんじゃないかと思っています。 それと、今9人しか採用になっていないのに、募集がもうどこにも、ホームページにも見当たらないんですけれども、これはもう募集をされないということなんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今現在、学校の先生はじめ、それこそいいかたがおられて、当然面接を経てということにはなってきますけれども、先ほど申し上げたとおり人材確保というのが、やはり大きな課題でございます。それこそ、そういうふうなかたがおられれば、履歴書を出していただいて、面接を経て必要に応じて任用してまいりたいというふうには考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) そうしましたら確認ですけれども、あと残りの不足の5人というのは、口コミみたいな形で募集されるんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) また、改めて募集というところは考えてまいりたいと思いますけれども、まずはどう確保していくかというところで対応をさせていただいているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) じゃ違う形で掲載かなにかをされていくということなんでしょうか。実際に、期間が短かったので、あら、この間まであったのにないんですけどと聞かれて、ちょっと応募してみようかなと思っていたかたがいらっしゃいました。 定員になっていないんだったら、また、追加でまだ募集中ですとかいう形でホームページに残していてもよくないんですかね。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) もちろんそういうことも当然ながら考えてまいります。 今14名の配置ということで考えておりますので、早急になんとか人材確保のほうをしてまいりたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) すみません。よく分からないんですけど、早急にしたいんだったら、どういう形を考えられているんですか、そしたら。ホームページ以外のなにかがあるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 現状、声をかけさせていただいて返事待ちのかたとかもいますので、ちょっとそういったところを十分に整理をさせていただいて、まだ、不足する分であれば、それこそ広報等、掲載をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) では、ホームページ以外の方法で人員を確保されるということなんですかね。なんかそこがはっきりよく分からないんです。普通やっぱりその私の知り合いとかで応募した人がいたわけですよね。そしたらちゃんとその定員に満たって、もう募集が確保できているんなら、それでいいかもしれないんですけど、まだ、定員に満たっていないのに、その募集の打切りをするというところがよく分かりませんが、そこはどういう理由なんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 申し訳ございません。今、それこそ声もかけていただきながら返事待ちというところもございます。とにかく早くに学校現場のほうにということで、9月1日の任用ということで、まずは9人のかたをさせていただいているということでございます。 当然ながら状況を踏まえて、また、広報のほうに掲載をさせていただきたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) そしたら、ちょっとよく分かりませんけれども、公平性というものを考えたときには、やっぱりお声をかけているかたもいらっしゃるかもしれないんですけれども、私は全市民から募集ができるようにお知らせをしていくことが公平性を保つことじゃないかなと思います。そこは、すみません、何度もになりますけど。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) おっしゃるとおりだというふうに思っております。 当然、不足の部分について、まだ、満たしていないところについては、広報という手段をとらさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) すみません。何度もになりますけど、一日も早く、その支援員さんを子どもたちのために確保、採用して、学校に行っていただきたいわけですよね。そしたら、やっぱり正式のホームページとか、本当に急いでいて、9月1日からという予定が遅れているんであれば、ほかの方法も考えていくべきじゃないかと思うんですけど、それはいかがですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ありがとうございます。一刻も早く確保してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 次の2項めの質問でよろしいですか。市立神興幼稚園について。神興幼稚園の園児数とクラス編成、職員数についての今の状況についての課題は、どのように捉えてお考えになっていますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 園児数と職員数の課題ですか。その園児数が少ないというふうな観点からですかね。 園児数については、令和2年度が54人というところでございます。昨年が74人の園児でしたけれども、やはり幼児無償化の影響というところは大きいのかなというふうには考えているところでございます。 職員については、正規職員が4人と非常勤が5人という体制でございます。クラスが3クラスありますので、1学級について一人幼稚園教諭を配置、あと主任の教諭がいるところでございます。 非常勤については、園長もですけれども、毎日出勤しているわけではございません。平均したら1日に1.5人という言い方もおかしな話ですけれども、非常勤として平均して1.5人の職員体制でやっているところでございます。 それについての課題というのが、ちょっとどういう観点から申し上げればいいのかあれですので、ちょっと回答になっているかどうか分かりませんが、以上でございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) では、今までもいろんな幼稚園の審議会でいろんなお話はされてきたと思うんですけど、3歳児保育を導入しない理由と、預かり保育を導入しない理由についてお聞かせください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 3歳児保育、預かり保育というのは、今、神興幼稚園のほうではやっておりません。当然、そういう需要というのは、十分に認識をしておりますけれども、事業実施にあたっては、当然職員体制を整えたりとかいうところは必要になってくるかとは思っております。 昨年度、幼稚園運営新議会というのを開催させていただいてます。理由といたしましては、行革の関係で神興幼稚園というのが公立としての役割をどう果たしていくのかと。それを果たしていなければ、市が運営する必要はないというようなところで、これまでの取り組みを検証して、神興幼稚園に対する期待をというところでの答申書をいただいているところでございます。 現状として3歳児保育、預かり保育という必要性というのは、十分に感じているところですが、片や市が運営しなければというところで、そういった3歳児保育、預かり保育というのは、十分に私立幼稚園でも担うことは可能なのかなというふうに考えておりますので、まず、市立幼稚園としての役割としては保・幼・小連携というところをしっかり見据えながら情報発信をしていくことというところでしておりますので、まず、そこを十分に整理をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) 去年も幼稚園運営審議会が何度も開催されておりますが、この答申がなんか未定稿というふうに案がなっているのは、これはどういうことなのでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 未定稿というのが、ちょっと分かりませんけど、3月26日に教育長のほうに答申書のほうは会長のほうから頂いているというところでございます。ちょっと未定稿というのは、まだ恐らく審議過程中のというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) ではもう答申が出たということですか。私が資料を出したのが古かったのかもしれません。分かりました。 この3歳児保育というのを導入するのが厳しいと思うんですけれども、今、ちょっと私が考えているのは、異年齢の交流をする場、モンテッソーリ教育とか、そういうものを、小学校でもそういうものを取り上げていらっしゃいますので、イエナプラン教育というのがございます。そういうものを取り入れての教育というのもお考えにはなっていませんか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 現段階においては、まだ取り入れる、取り入れないというような段階には至っていないんですけれども、当然、イエナというところは、たしか広島県とか、かなり積極的にされているというふうには聞いておりますので、当然、それを念頭に置きつつも、どういうふうに導入するのか、どういうふうに必要があるのか。そういったところは、もう十分に吟味しながらというところではあるかと思っております。現段階において、導入する、しないとかいうところまでは至っていないというところでご承知置きしていただければというふうに思います。 以上です。 ○議長(江上隆行) 田中議員。 ◆6番(田中純子) このイエナプランというものは、異年齢の交流をすることで……(発言時間終了のブザー音あり)すごい教育効果があると思います。その教育効果を生かす学校を目指してほしいと思っています……。 ○議長(江上隆行) もう発言をとめてください。 以上で、田中純子議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午前11時10分とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前10時51分            再開 午前11時10分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 次は、14番、戸田進一議員。 ◆14番(戸田進一) 皆さん、おはようございます。議席番号14番、日本共産党、戸田進一です。一般質問に入る前に、昨日の台風で、全国で大きな被害が発生しました。被災されたかたがたへお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。 では、発言通告に基づき、1項目、一般質問させていただきます。 小・中学校の大規模校の解消・緩和を早急に進めるために。 小・中学校の大規模校の解消・緩和は喫緊の課題であるにも関わらず、新設校建設の計画などが決まっていない状態が続いている。子どもたちや保護者の早く解消してほしい等の願いを早急に実現する立場で、以下の3点について、市の見解を問う。 ①新設校建設の計画は、長期的な学校教育施設基本構想の中にうたわれる学校施設再配置基本方針に基づき定められるものと考えるが、学校施設再配置基本方針はいつまでにできるのか。 ②新設校建設の計画において、竹尾緑地案の安全性や小中一貫5―4制導入等の問題点について質問するとともに、今後の対応について問う。 ③現時点で既に大規模校のための弊害が進行中である。新設校開設までには4年から5年の期間を要する。それまでにできる大規模校対策について伺う。 以上です。 ○議長(江上隆行) 質問に対する答弁です。柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) それでは、戸田議員の質問にお答えさせていただきます。 まず、①でございます。 学校施設等整備計画策定業務につきましては、学校施設長寿命化、学校施設再配置、新設校、給食調理施設の基本方針の策定を目的に、令和元年5月30日に株式会社長大と委託契約を締結しました。当初、令和2年3月末までの策定を予定しておりましたが、新設校の基本方針が決定できていない状況であるため、令和2年9月30日までの契約期間の延伸を行っているところであります。 現在の業務の進捗状況としましては、学校施設長寿命化の基本方針は年度末に策定を終えています。新設校の基本方針と、それに大きく関係する学校施設再配置、給食調理施設の基本方針については現在も検討中であり、引き続き業務に取り組んでいます。 現時点においても新設校の基本方針が決定できておらず、契約期間内の策定は難しいと思われるため、再度委託業者と協議の上、さらなる契約期間の延伸が必要と考えております。 ②でございます。 竹尾緑地の安全性については、国、県、市が作成した防災に関するデータや見解、受託しているコンサルタントとともに土質調査結果などの既存の資料を基に検討した結果、現在の土木技術にて安全性は確保できるものと判断しております。実際には、方針決定後の基本設計において詳細な調査を行い、安全で最適な工法選定と環境保全に配慮した設計を行っていきたいと考えています。 また、小中一貫5―4制についてでございますが、令和2年3月の教育懇話会による福津市コミュニティ・スクール充実・発展に係る小中連携強化の方策と教育環境整備について、この答申の中で、福間中学校区においては小中5―4制の導入がふさわしいものと示されています。福間中学校区に新設中学校の建設が可能となれば、小中9年間の連続性を重視した質の高い教育が担保できると考えますが、様々な課題を解決していく必要もあります。 主なものを挙げますと、5―4制に対する教職員や保護者、地域の理解でございます。このことについては、現在、校内研修の機会を利用して、5―4制による教育活動の具体例やその効果、実施上の留意点を中心に説明しているところです。既に福間中、福間小、福間南小で実施し、教職員の率直な反応を集約しているところです。さらには、5―4制についての説明資料を作成し教育委員会ホームページに掲載したり、PTA役員会、学校運営協議会の場を借りて説明を継続したりしているところです。 現在も、福間中学校区のみならず、津屋崎中学校区、福間東中学校区の学校運営協議会で説明し、広く保護者、地域の皆様の声を集めているところです。 今後の新設学校準備委員会では、児童・生徒の声、教職員や家庭、地域の声を大切にして、小中9年間の連続性を重視した教育の実現に向けた協議を進めてまいりたいと思っております。 ③でございます。 現時点で過大規模化の弊害は進行中ですが、福間中学校区の各学校では、様々な対策により教育の質を担保するように努めていただいているところです。 例えば、特別教室の利用については、同学年内の使用を連続して配当することで準備や片づけの時間のロスを軽減したり、専科教員を配置したりして指導内容の充実に努めています。また、学年内で単元の順序を入れ替えることで、特別教室の使用時期をずらすなどの工夫が考えられます。 また、児童・生徒の学力保障の視点から、文部科学省が進める「学びの保障」総合対策パッケージ、これを利用して、教員加配による人的配置により児童・生徒のきめ細やかな指導を可能な限り支援してきます。 本市でも、令和3年度から、GIGAスクール構想の実現により、一人1台端末と大容量高速通信ネットワークの整備により、小中9年間の連続性を重視した学びも保障していきます。 ICTを活用した遠隔授業により、小学校高学年児童に中学校の教員が一部の教科指導を実施していくことも模索しているところでございます。さらには、遠隔により小学生同士のコミュニケーション活動を行ったり、小学校の児童会と中学校の生徒会の交流も実現させたりしていきます。このことに加え、学校種を越えた教職員相互の交流も可能にし、大規模校の大きな弊害である時間的・空間的な制約を緩和していきたいと考えています。 ハード面に対する対策としましては、福間中学校区の各学校では、校舎の増築等の理由により児童・生徒数に応じた十分な運動場のスペースが確保できておらず、教育環境の悪化が懸念されているところでございます。この状況を少しでも緩和するため、児童らが授業などで活用できる中庭スペースの整備や、一時的に近隣の公園を使用できるようにするような対策を行うことも必要と考えておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 学校施設再配置基本方針というのは長い言葉なんで、基本方針と省略して発言させていただきます。 教育委員会は、今、大規模校の計画が決まっていないんで基本方針が決められない、つまり基本方針がないまま、今、新設校計画が推進されています。私は、新設校計画は、基本方針に基づいて決めないと駄目だと考えています。なぜかを明らかにします。 では、まず、基本方針とはなんなのか、簡潔にご説明ください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 公式に人口推計が出ておりまして、それに基づいて今後の児童・生徒の推計数と、30年後どういった学校の状況かというところを踏まえまして、基本的な考え方を方針として定めるものというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 昨年コンサルタントに発注した、この発注書を見れば分かるんですけども、適正規模、適正配置方針に基づく30年後の学校の在り方であります。学校の姿。つまり、学校づくりの羅針盤なんです。 そういうことなんですが、ここで言う適正というのはどういうことですか。根拠の法律と条文をご説明ください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 適正規模につきましては、学校教育法施行規則の中で標準の学級数とかを示されているものというふうに考えておるところでございます。 適正配置については、どのような学校の配置が望ましいのかというふうな、これは定義自体というのはないのかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。            (「すみません、条文の説明も求めています」の声あり) ○議長(江上隆行) 条文の質問もあったようです。榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 学校教育法施行規則でよろしいですかね、学級数の。 中学校も一緒でございますけども、「小学校の学級数は、12学級以上18学級以下を標準とする。ただし、地域の実態その他により特別の事情のあるときは、この限りではない。」適正規模ということの根拠については、この条文が該当するものというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 昨年6月に、コンサルタントに業務発注していますよね。基本方針をつくり、その上で新設校建設計画づくり、そういう手順で発注していますよね。書いている順番も見ればそのように読み取れるんですけど、いかがでしょう。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 仕様書のほうには並列して書かれているものというふうには認識しております。手順というよりも、新設校と基本方針を同時進行というような形で委託の業務を進めさせていただいたというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 同時進行でも構いません。でも、はっきりしていることは、先ほど言いましたけど、基本方針というのは福津市の学校の在り方の羅針盤なんです。その羅針盤がない状態で、新設校はどうなのかということになっているわけです。だから、今、中学校建設か小学校建設かの基本的な選択すら決着がはっきりしていないじゃないですか。ご答弁ください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 委託業務の仕様書の中に、30年後の学校施設について検討するということでしております。基本的には、ここが基本方針というところにはなってくるかと思います。 まずは児童・生徒の推計を基にして、どういうふうな学校の状況になるのかと、これ、あくまでも推測といいますか、そうなるだろうというところでの見込みを踏まえたものになるものというふうには考えております。ただ、当然ながら学校の持つ地域的な意義を踏まえて、どうするのかというところというのは、現時点ではお示しすることはできないんだろうというふうに考えております。考え方の方向性を示すということは、この基本方針の中で考えていくものというふうには思っておりますし、具体的なことを確実に示すことはできないものというふうに基本方針自体は考えているところでございます。 新設校のほうにつきましては、それこそ喫緊の課題というようなところで、同時並行をさせていただきながら、それこそ建設期間4年の間でこの新設校の建設というところをする必要がございましたので、新設校のいわゆる個別的な方針が定まった上で全体的な30年後のというところでのアプローチで、業務委託のほうを遂行させていただいたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 基本方針を正しく捉えないといけないですよ。先ほど、学校教育法施行規則で、適正規模って何かということ、言いましたよね、このぐらいの学級が適正の学級ですと。そして、基本方針はその適正規模、適正配置の方針に基づいた福津市の学校の在り方なんですよ。だからそれがないから、中学校が先か、小学校が先かわかんないでしょう。どうですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) おっしゃるとおり、適正規模というところは学校教育法施行規則に規定されています適正規模というところは十分に承知をしているところでございます。ただ、先ほど読み上げましたけども、ただし書きというところがございます。地域の実態、その他により特別な事情のあるときはというところでございます。それぞれ各自治体にとっては状況というのが違うのかなというふうには考えておりますし、30年後を踏まえた場合にはそうした適正規模の観点からというところでございますけども、先ほど申し上げましたとおり、喫緊の課題として4年間という、これが短期になるのか中期になるのかでございますけども、そこを踏まえた形で30年後の基本方針と考え方を示すというようなアプローチで業務委託のほうを進めておったというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) だから、この基本方針ちゅうのは、さっき適正基準の話をしましたけど、福津市には10校あります、小学校、中学校含めてですよ。この10校全体を捉えてどうするのかということも基本方針にきちんと書いてますよ。それはそうでしょう。確認です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) そこがベースになるものというふうには考えているところでございますけども、ただ、先ほど申し上げたように、その適正規模というのは当然十分に配慮しながらも、やはり学校の持つ地域的な意義、そういったところもやっぱり踏まえていく必要性というのはあるんだろうというふうには思っておりますので、例えば将来的なところで統廃合とか、そういったところは当然ながら考えていく必要性というのはあるんだろうとは思いますけども、現時点におきましては、やはり基本的な考え方の方向性というところでの話になってくるんだろうというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私は基本方針の考え方に沿って、竹尾緑地に中学校建設という案を具体的な事例でちょっと検証をさせていただきました。検証する前に、まず文部科学省の小学校設置基準及び中学校設置基準、それぞれ第8条に校舎及び運動場の面積等という項目があります。それを御説明ください。併せて別表の説明もお願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 小学校設置基準でございます。規定されている第8条に、校舎及び運動場の面積等ということで規定をされているところでございます。条文を読み上げたほうがよろしいですか。 第8条。校舎及び運動場の面積は、法令に特別の定めがある場合を除き、別表に定める面積以上とする。ただし、地域の実態、その他により特別の事情があり、かつ教育上支障がない場合は、この限りでない。第2項です。校舎及び運動場は同一の敷地内、または隣接する位置に設けるものとする。ただし、地域の実態、その他により特別の事情があり、かつ教育上及び安全上支障がない場合はその他の適当な位置にこれを設けることができるということで、規定をされております。 別表につきましては、校舎の面積、それと運動場の面積ということで、別表のほうに定められているところでございます。児童数に応じて基準の面積が示されておりまして、1人以上40人以下の場合が、これは校舎ですね、500m2。41人以上480人以下、ちょっと計算式がございますけども、500m2プラス5掛け児童数引く40で求められる面積でございます。481人以上につきましては、2,700m2プラス3掛け児童数引く480でございます。運動場の面積でございます。1人以上40人以下につきましては、2,400m2。241人以上720人以下につきましては、2,400m2プラス10掛け児童数引く240でございます。721人以上につきましては、面積が7,200m2ということでございます。 中学校のほうが若干違っております。校舎の面積については、1人以上40人以下が600m2です。41人以上480人以下が600m2プラス6m2掛け生徒数引く40でございます。481人以上につきましては、3,240m2プラス4m2掛け生徒数引く480でございます。運動場の面積でございます。1人以上240人以下が、3,600m2です。241人以上720人以下につきましては、3,600m2足す10m2掛け生徒数引く240でございます。生徒数が721人以上の学校については、8,400m2が別表として定められた基準でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今、校舎と運動場の面積基準を読み上げていただきました。適正ということを考える場合、各自治体は適正配置、適正規模に関する各自治体の条例を持っています。決めています。福津市にはありません。ないから、国の法律に即した学校づくりをするというのは当然の話であります。今の御説明いただいた中で、運動場の面積基準をちょっと事例としてとって、私自身が今福津市の全体をどう見るのか、ということをしてみました。児童・生徒1人当たりの運動場の面積基準は、小学校は最低基準は1人当たり10m2です。中学校は12から14m2です。資料として出しておりますので、御参照いただければいいと思います。 それで、これで見てほしいのは、例えば福間小学校の1人当たりの運動場面積は4.6m2です。勝浦小の運動場の面積は1人当たり64.2m2です。福間中は16.8m2です。津屋崎中は75.6m2です。学校間で大きな格差があるということ。これが全体を捉えるっちゅう前提なんですよ。確認できますか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今、資料を作成していただいて、運動場の面積等ということで……。確認。            (発言の声あり) はい、当然ながらここのデータで示されていることというふうには思っております。ただ、その基準ということで7,200m2ですけども、通常、台帳整備する際には屋外プールとかも運動場に換算されますし、あとスポーツ等、遊びとかに供するような中庭とかも、そのいわゆる運動場に加算するような形になっております。 恐らく5,300m2というのは現の、運動場だけの面積なのかなというふうには思っているところでございます。ただ、人数と運動場の広さでの格差というのは十分認識はしているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) プールの面積入っている云々と言ったけど、私は教育委員会からもらった運動場の敷地面積のデータでつくったんですよ。違うんならつくってくれればいいじゃないですか。どうですか。つくったことを、これをやって、いや運動場の、プールの面積入っていないとかいうのは逆さまの議論じゃないですか。どうですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すいません。恐らく、こちらで資料提供した部分では、屋外プールの面積とかも一緒に入っていたと思います。 ここで基準が7,200m2ということでございますので、ちょっと誤解のないように、通常、その場合には屋外プールとかそういったところも含めてというところになりますけど、今回の議論の部分では運動場の広さというところであるんだろうというふうには思っておりますので、ここで今基準が7,200m2というところが出ておりますので、そこをちょっと改めてお答えをさせていただいているというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) データの話が出ていますけど、では、小学校7校の運動場面積の合計が何m2ですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) この資料によりますと4万9,717m2ということになります。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 単純計算しますね。小学校の場合は1人当たり10m2の運動場面積でしょう。4万9,717m2っていったら、今福津市7校の持っている運動場面積から、単純に言いますよ、児童の受け入れ人数っていうのは何人になるんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 10分の1になりますので、4,972人ということで、こちら資料のほうにも掲載をいただいております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。
    ◆14番(戸田進一) 今、現状の福津市の小学校7校の児童数のトータルは4,422人です。では、令和20年度までに各小学校7校のピーク時の児童数の合計っていうのは把握されていますか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すいません。今ちょっと資料は持ち合わせてませんけども、議員が調査された、作成された部分で5,781名ということ、ちょっとすいません。こちらの資料で確認はできませんけども、恐らくお渡ししている資料の中でそのような数値になっているものというふうには認識しております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今、市内7校の運動場面積から子どもたちの実際の運動場面積基準から何人までキャパシティーがあるのか。4,971人です。令和20年度までに各小学校のピークの合計数は5,781人です。かなり単純化しているんですけど、この差が結局入らないということでしょう。確認です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 適正規模というふうな観点から言えば、そういうところにはなってくるかとは思います。ただ、先ほど規則で申し上げたように、ただし書というのがございますので、そこはやはり地域の実態と、そういったところは加味されるところだというふうには認識しております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 法律に定められている適正な規模というのは、当然守るべき基準でしょう。それと、小学校の場合は7,200m2以上なければならない。これは、この法律の第1条に書いているように、最低基準であって、教育委員会は常にその最低基準を上回るように努力しなければいけないというのを第1条に書いていますよ。確認できますか、第1条。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません、第1条についてはちょっと持ち合わせがございませんので、ちょっと読み上げることはできませんので、申し訳ございません。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) すみません、小学校設置基準の第1条です。最低基準と書いてあるんですよ。確認してくださいよ。独自の適正配置、適正規模の方針が本市にはありません。そうしたら国の法律に従うのは当たり前でしょう。法律に沿って進めてくださいということを私は言っているんですよ。その法律に沿う具体化というのが、基本方針をきちんとつくって、羅針盤をつくって、それに基づいて学校の配置を考えましょう、新設校の配置を考えましょうというのが、この間の流れで、コンサルタントにもそのつもりで発注をしたはずですよ。確認します。どうですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど申し上げているとおり、適正規模というところは前提になってくるかとは考えております。 ただ、ちょっと申し訳ございません。何回もになりますけども、ただし書の中で、やはり地域の実態、そういったところというのも踏まえながら考えていく必要があるんだろうというふうには思っております。 議員がおっしゃる適正規模という学校教育法の施行規則にある適正規模というところは、まずは前提として考えていくべきものというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 前提として考えていない節があるから私は言っているんですよ。小学校さっき言ったでしょう。今のキャパシティーから入らないじゃないですか。中学校を見てみましょうか。中学校3校は運動場面積からのキャパシティーが5,263人です。今は3校で1,699人です。令和20年度までのピーク時の3校生徒数の合計は3,000人です。どういうことかというと、中学校3校は保有している運動場面積に大幅な余裕があることが明らかじゃないですか。ちょっと見ただけで分かりますよ。よって、生徒数の増加は新たな敷地確保をしなくても、校区の見直しをした上、保有敷地内に校舎増築で対処できる、客観的に上から見て俯瞰して見たら明らかなんです。ところが、今、教育委員会は中学校を建てると言っているでしょう。だから、おかしいよと、だからこの例を示して言っているんですよ。いかがですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 運動場の面積によってキャパが限られるというふうには考えておりません。 中学校のほうも算定をいただいて、本当に全市的な視点から資料を作成いただきまして有り難く思っておるところですけども、中学校の場合というのが恐らく生徒一人あたりの平米数でというところでしょうけども、中学の場合というのはやはりクラブ活動とか、そういったところというのが、この資料の中で加味されているのかどうかというのがちょっと私自身不明なところがございますので、先ほど申し上げましたとおり、このキャパしか駄目というような認識は持ち合わせていないところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 最初、中学校の一人あたり12から14m2って、中学校の設置基準に定めていますよと言ったじゃないですか。それに基づいてやっているわけだから、もう一度答弁してくださいよ。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 12から14m2というのは、十分承知はしているところでございます。小学校の児童が一人10m2で、中学生が一人12から14m2というところであれば、もちろん当然、最低限、体育の授業とか、そういったところはする必要はありますけども、当然、中学になれば部活動とかがあるんだろうというふうには思っていますので、この面積で十分なのかどうかというのはちょっとすみません、今、この場で答えは持ち合わせておりません。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 十分かどうかじゃなくて、それが最低基準ですよと言っているんですよ。最低基準で私は物を見ています。 もう一つ質問します。文部科学省が各都道府県の私立小・中学校の設置をする場合の認可に関する審査基準書とあるんですよ。ご存じですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 申し訳ございません。私立学校についてはちょっと承知をしていないところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私は先ほど運動場面積で小・中学校を見ました。それで、明らかなことになったのは、小学校が敷地は狭いということですよ。そうでしょう。中学校は余裕があるということですよ。 さっき言った私立学校の件なんですけども、校地面積、学校の敷地面積ですよね。一人あたり20m2というのが基準なんですよ。覚えておいてください。それで、これに基づいて、今福津市が保有している小学校7校と中学校3校の校舎面積を見てください。もう明らかなんですよ、どちらに余裕があるかというのは。もう一度答弁してください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 私立学校が20m2というところで、各中学校では一番少ない、一人あたりだろうというふうには思いますけども、一番少ないところで福間中学校が43m2というような状況でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今、学校敷地面積言いましたけど、福間小と福間南小学校の現状でもうオーバーしているんですよ。これはあくまでも私立学校なんだけど、私立学校の基準だから当然それ以上という認識で捉えればいいんです。その状態をしっかり捉えてください。 再度確認しますけど、学校の敷地面積、令和20年度までに生徒数の予測があるじゃないですか、小学校はぎつぎつ、中学校は余裕がある。これは認めるでしょう。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 敷地面積という観点からでは、そのような数値は出てくるものというふうには考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 繰り返しになりますけど、今、竹尾緑地に中学校を建設と言っているでしょう。違うんですよということを言いたいわけです。それで、私、中学校をするときに校区再編ということも言いました。だから、通学距離というものを見ておかないといけないんですよ。各小学校間、中学校間の距離数はどうなっていますか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 各小学校間ですか、具体的にはどことどこを……。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 先ほど言った通学距離の基準というのが、国が定めているのがあるんですよ。それに照らしてどうですかという質問です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今おっしゃられた基準というのが小学校では4km以内、中学校では6km以内でございます。 4kmを超えているところについては、神興小学校と津屋崎小学校間、これはあくまでも直線距離ということになってくるかと思いますけども、4,230m、あとは津屋崎小学校から勝浦小学校、津屋崎小学校から神興小学校が4,000mを超えている状況でございます。 あと、中学校については、最低通学距離というのが6km以内ということでございますので、各中学校間での直線距離としては6km範囲に入っているというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 中学校の場合は津屋崎中と福間東中間が4.43kmで、これが一番長いんですね。あとはそれ以下ということです。 校区再編についての考え方なんですけど、保護者や子どもたちの負担または地域コミュニティのために避けるべきだとおっしゃっています。しかし、今ずっと言っているんですけど、最優先されなければならないのは、学校での学習環境が適正であることなんですよ。適正な学習環境をつくるために必要な校区再編や地域コミュニティが後からついてくるものだと思っています。見解を。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) おっしゃるとおりだと考えております。 まずは、学校施設というのは児童・生徒のためというところでございますけども、当然、今、コミュニティ・スクール等々で子どもたちを支えていただいているところでございますけど、プラス、やはり学校の持つ地域的な意義というのは十分にあるものというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 学校問題を考えるときの条件の後先の考え方を今言いました。学校での子どもたちの適正な教育環境というのが、これが第一義的に優先されるべきだということであります。 それで、この間、実は私も含めて反省しています。福間南小、福間小の増築路線を推進してきました。増築路線、私も議会で賛成してきました。そして、今、そのために子どもたちが本当に窮屈な状態に置かれています。 福間南小学校は今55教室ですよ。55教室というのは児童数に単純換算すると2,200人です。それを認めてきたんですよ。福間小は50教室、児童数で換算で2,000人になります。 教育委員会と行政が提案し議会が承認してきました。私も賛成しました。私も責任があります。 この増築路線について、今、教育委員会の評価はどうなっているでしょうか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ご指摘のとおり、これまでは増築でということでの方針でございました。増築自体もやはり1年、2年かかる中で、また児童数が増えてというところで、ちょっと増築を繰り返して対応をすることしかできなかったというところは、真摯に反省をしているところでございます。がゆえに、今回のところで先ほどおっしゃられていますとおり、第一義的には学校施設というのは児童・生徒のそういった教育環境を施設的な側面と、あとはソフト的な子どもたちを支える仕組み、そういったところで教育環境のほうを構築してまいりたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今、前半では運動場面積の基準とか、学校の校地面積の基準とか、法律を守って物事を考えてくださいと、それで考えたら、中学校建設というのは違いますよと、小学校こそが先ですよというのを明らかにしたつもりです。 次に、引き続き、竹尾緑地案の問題点を質問します。 学校建設場所は、子どもたちの命に関わることです。また、防災拠点として求められます。災害への安全性は重要項目だと私は思っています。最優先されるべきだと思っています。見解をお願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ご指摘のとおりというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) そしたら、教育委員会がコンサルタントに依頼した災害への安全性の手光地区及び竹尾地区のコンサルタントからの評価結果報告が4月中旬頃出ていますけど、その評価を詳しくご説明ください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 比較項目として7項目ほどに基づきながら評価のほうをしているところでございます。 まず、一つ目が位置及び現在の使用状況、2が敷地、形状の広さ、3が法令条件、4がインフラ整備状況、5が周辺環境、6が災害への安全性、7が事業計画ということでそれぞれ評価をさせていただいて、総合評価として、竹尾緑地についてはAの評価が4項目、Bの評価が3項目でございます。手光の田園と中央公民館、双方、資料として作成をしております。手光の田園については、A評価が2項目、B評価が3項目、C評価が2項目でございます。中央公民館については、A評価が2項目、B評価が2項目、C評価が3項目というような結果が出ておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 災害の安全性の項目が最優先項目なんで、それについての評価を聞かせてくださいということです。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみませんでした。6項目めの災害への安全性、それの評価でございます。竹尾緑地についてはB評価でございます。手光の中央公民館についてはA評価でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 安全性はそういうことなんですよ。まずこれ、押さえとってください。 次に、小中一貫5―4制です。今年の3月16日に教育懇話会より答申が出ました。答申の概要をご説明ください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 教育懇話会のほうに福津市コミュニティ・スクール充実発展に係る小中連携強化の方策と教育環境整備についてということで諮問をさせていただいております。全体的には小中9年間の学びの連続性、小中一貫教育、各中学校区別に望ましい小中一貫教育の在り方というところを全市的な観点から答申のほうをさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育懇話会の答申を受けて教育委員会がなにを決定したのですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 第2期総合教育計画の中に小中9年間の教育の連続性というところで小中一貫教育、それの具体的な各中学校区別の在り方というところの参照にさせていただくようなことで考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 5―4制は決定していないんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今回、竹尾案については、5―4制も含めたところで提案のほうをさせていただいているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 決定していないんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 現段階においては、竹尾案というのが保留というような状況でございます。ただ、今後、小中一貫教育の手法としてどういう形が望ましいのかというところは模索してまいりたいというふうには考えているところです。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 模索じゃないでしょう。竹尾緑地案は5―4制制度がセットなんですよ。12月16日の庁議はそうじゃないんですか。確認です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 庁議として決定ということでございます。すみません。ちょっともう一度、ご質問のほうをお願いできたらと思います。 ○議長(江上隆行) ではもう一度お願いします。戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 5―4制を教育委員会は決めたんですかって聞いているんですよ。決めていないとするならば、12月16日に庁議決定で決めた、決めたという竹尾緑地案とセットの5―4制、どうなるんですか。あれ、5―4制がないと竹尾緑地案、成り立ちませんよ。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 5―4制の導入を前提として提案をさせていただいているところでございます。5―4制がないと成り立たないというのは、少し私のほうではちょっと分からないところがあるんですけども、申し訳ないです。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 12月16日の庁議決定書ってA4の1枚で書いて、決定事項1、2、3って書いているんですよ。あれに書いていますよ。ご存じないんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 小中一貫教育の5―4制がこの中学校区には適切ということで、本来は施設面の部分とこういった教育制度のというのはやはり切り離しながら考えていくべきとは承知はしておるんですけども、今回は新設校の建設とともに5―4制の導入というところを提案、教育委員会としてもそれの導入を図るということで提案をさせて、その時点では決定ということで現時点では保留というような状況で認識しております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) では竹尾緑地案は、結果的に6―3制とか4―3―2制になることもあり得るちゅうことですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど申し上げましたとおり、施設的な側面と小中9年間の連続性の学び、育み、そういったところで5―4制の導入を前提として、先ほど教育長の答弁もありましたように、準備委員会を設置して準備のほうには入りたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 5―4制を前提にしないと小学校の解消できないですもんね。前提ですよね。そしたら、小中一貫はそもそも短期間でばたばた決めるような仕組みじゃないんですよ。福岡県教育委員会の小中一貫の手引、平成31年の3月に出しています。Q&AのコーナーのQの7番をぜひ紹介してくださいよ。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今ご指摘あった分は平成31年3月に福岡県教育委員会が発行いたしました手引ということでよろしいでしょうか。それのQ&Aの7番でございますかね。読み上げさせていただきます。 「これから小中一貫教育の導入を考えていくのですが、どのようなことから検討したらよいですか」というところでございます。それに対する答えといたしまして、「小中一貫教育を導入する目的を明確にするとともに、教職員や保護者、地域住民との課題の共有から始めましょう」ということの回答になっているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。
    ◆14番(戸田進一) 最後まで読まなかったんですけども、ちゃんと今の課題の共有化を出し合って整理を保護者、教職員とやる、このプロセスが大事なんですよって、5―4制がそれ自体が目的ではありませんと。ところがどうですか。竹尾案は5―4制前提でしょう。5―4制が目的になっているんですよ。制度はそういう制度じゃないんですよ。教育委員会のこれ、手引をちゃんと守ってくださいよ。もう一度答弁お願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ここに記載してあるとおり、私どものほうも5―4制というのは一つの手法であって、手段であるというふうな認識でございます。今回、成り立たないというようなご指摘もありますけども、先ほど申し上げました小中一貫教育の中で今回の竹尾案というところにつきましては、5―4制が一番適切というふうな判断をしております。ただ、あくまでも入れることが目的ではなくて、手段としてこれを活用していくというような考えでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 竹尾案は5―4制でないと成り立たないでしょう。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 5―4制じゃないと成り立たないというのは、そういうふうには考えてはいないところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) ではほかにどんな選択があるんですか。それと12月16日の庁議の決定、あれなんなんですか。12月16日の庁議決定はなんなんですかって聞いている。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 庁議決定というふうに捉えておりますけども、なんなんですかというのはどういうふうな意味合いか、すみません、申し訳ございません。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 竹尾緑地案は5―4制をセットとする。竹尾に建てた中学校は福間小と5―4制セットにする。福間小は福中と5―4制セットにする。そういうふうに書いているじゃないですか。だから前提ですよって言っているんですよ。5―4制を考えるときに福岡県の教育委員会が書いているように、ありきで考えたら違いますよって。今ある中1ギャップの問題なんかを具体的に出し合って共有して、それを解決するために手段としてどうですかねちゅうて初めて5―4制が出てくるんですよ。だから逆さまなんですよ。どうなんです。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 先ほど申し上げましたとおり、竹尾案については5―4制を前提としてというところで提案をさせていただいております。ただ、それを入れることが目的というふうには捉えておりません。この機会を踏まえて小中9年間の小中一貫教育の具現化というところで、一番ふさわしい、一番適切な5―4制というところを判断をさせていただいて、前提というところではございますけども、提案をさせていただいているというところです。今後、先ほど教育長の答弁にもありましたように、新設校がということになれば、4年間の期間を要しますので、準備委員会等でしっかりと手段としての5―4制というところを議論をしてまいりたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 5―4制導入のプロセスは、今言いましたけど、手段と目的、最初に決めて、5―4制にするから先生たちご理解してくださいというそういう制度じゃないんですよ。県教育委員会、そう書いているでしょう。ところが、12月の庁議で福津市の附属機関設置条例も踏まえずに、答申ももらわないときにやることを決めたでしょう。もうこのときに5―4制はアウトなんですよ。アウト。もう自己矛盾に陥っているからこれ以上前に進めたって進みようがないんですよ。もう一度答弁お願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ご指摘の点につきましては、もう以前の議会の中でも前後していることに対しては真摯に受け止めるというふうな回答もさせていただいているところでございます。 今回、5―4制ということで提案をさせていただいています。教育懇話会のほうには、全市的な観点からの小中一貫ということで、諮問をしていただいて答申をいただいております。もちろんそれを待ってというところは、十分に反省をしているところでございます。ただ、5月の中旬の庁議におきましては、また、改めて竹尾案を提出させていただいております。結果としては保留というような状況に変わりはないというようなところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 何度も言いますけど、教育長、最初の答弁で5―4制については、保護者、教職員に理解をこれから求めますって、もう決めているんですよ。5―4制の導入のプロセスはそうじゃないということが、福岡県の教育委員会のQ&Aに明確に書いているじゃないですか。それでもまだいろいろ言っています。 私は、はっきり言うけど、そんなやり方は全部子どもにつけが行くんですよ。教育長、どうなんですか。そんなやり方で現場の先生たちも、きちんと十分理解できないままに5―4制を導入したら大変なことになりますよ。手順が逆なんですよ。いい悪いの前に、どうなんですか、教育長。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 手順のことを議員から指摘を受けておりますけども、5―4制については、議題として載せて教育委員会で論議、議決を取ったわけではありませんけども、教育委員会の皆さんとは教育委員会の機会にどういう制度がいいかということは随時話をしてきた経緯がありますし、市長とも随時そういう話はしてきた経緯があります。 ただ、庁議決定のときに、答申がまだ出ていない段階だと言うご指摘は確かでございます。ですから、2月3日に市長から凍結を受けたときは、それに従っていたわけですけども、3月の下旬に答申が出まして、その以後も2カ月ほど市長の決断を待っていたところでございまして、再度5月18日に提案をさせていただいたところです。 5―4制の論議は校長会の折にも私、話題にして話をしてきましたし、校長会で議決を取るとかいうような手続きはしておりませんけども、現状の小中一貫教育を進めるためには、今、先ほどからちょっと長くなって申し訳ないんですけども、議員がおっしゃるように、国の設置基準だとか、あるいは適正規模だとか、これを言うと、適正規模から言いますと、小学校が津屋崎中、小であっても適正規模がはオーバーしておりますので、小学校を3校つくらなくてはいけない。中学校も福間中が適正規模をオーバーということになりますので、小学校3校、中学校1校をつくることは、非常に本市の状況では難しいということで、ここで子どもたちに最適の教育環境を整えるには、中学校を建設して5―4制を導入して、小学校の適正規模を緩和するという結論に至っているというのが現状でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 二つだけ言います。5―4制導入については12月のときに教育懇話会の答申を待たずに決定した、それは今、認めました。でも、今ね、今まさに5―4制の導入のプロセスが県の教育委員会と違う手順をやっていますよということです。もう一度しっかり読んでくださいよ。 もう一つ、適性の場合も、適性の、要するに、私がさっき紹介したのは、福津市内の小学校10校を一つの学校としてきちんと捉えてみなさいと言っているんですよ。適正ってここだけ見て、だから間違いますよって、だから例を出しているんじゃないですか。だから、基本方針、羅針盤をつくらないからよく定まらないんですよ。 次に行きます。5月21日に教育委員会は、市長に申し出をしました。根拠とした法律はなんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 地方教育行政の組織及び運営に関する法律が根拠になります。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 第28条ですよね。じゃあその同じ法律の第26条の条文、これ記述はどうなっていますか、ちょっと読んでください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません、お待たせしました。第26条、事務の委任等でございます。第26条、教育委員会教育委員会規則に定めるところにより、その権限に属する事務の一部を教育長に委任し、または教育長をして臨時に代理させることができるという条項でございます。 第2項については、教育長は前項の規定により、委任された事務、その他その権限に属する事務の一部を事務局の職員、もしくは教育委員会の所管に属する学校、その他の教育機関の職員に委任し、またはこれらの職員をして臨時に代理させることができるという規定でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 点検評価報告書の公文は、今おっしゃらなかったですけども、どうなんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 26条でございますかね。失礼しました。第26条は、教育に関する事務の管理及び執行の状況のほうでございますかね。申し訳ないです。 第26条は、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価等という規定でございます。第26条については、教育委員会は、毎年その権限に属する事務(前条第1項の規定により教育長に委任された事務、その他、教育長の権限に属する事務(同条第4項の規定により事務局職員等に委任された事項を含む)を含む)の管理及び執行の状況について、点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。第2項、教育委員会は前項の点検及び評価を行うにあたっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするということでの規定でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今出てきました点検評価報告書の目的はなんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません、記憶の範疇というところでご勘弁をいただければと思いますけども、1年間の教育行政に対する事業の点検と評価を公表するものというふうな認識でございます。例えば福教大の先生のほうからそれぞれの授業についてのコメントとかもいただきながらというところでございます。 以上でございます。すみません、ちょっと足りない部分もあるかもしれませんけど。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 調べればすぐ分かるんですけども、効果的な教育行政の推進を図るということと、市民への説明責任を果たすということなんですよ。法律で定められて、毎年、第三者の意見を聞きながら点検評価報告書を出して、次年度、方針に生かすということです。法律で定められた基本的総合的な教育委員会の報告書です。そうでしょう。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) おっしゃるとおりだというふうに思っております。PDCAサイクルの、いわゆる基礎資料になってくるかと思います。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 法律で義務付けられているその意味合いはなんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 広く教育行政に対する、チェックも含めたところでの方策というふうには捉えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育委員会の方針ですよ、教育委員会の方針の客観性、妥当性を担保するために法律で定められているんでしょう。確認です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) すみません、ちょっと今、法律自体も持ち合わせていませんけども、そういった妥当性、事業の適正、そういったところを判断をしていく材料というふうには考えられるものというふうに認識しております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 本市も含む福岡地域の11の市の公表状態をご説明ください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 申し訳ございません。他市の状況というのは把握しておりません。申し訳ございません。            (発言の声あり) 本市の状況については、9月の全員協議会の中で報告をさせてもらうというふうに今、準備を進めさせていただいているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 福津市を除く全ての市は決算時期に合わせて公表しています。平成30年の分は、ちょうど1年前の9月議会の前後に公表をしています。福津市は、平成30年度分をまだ公表していません。この議会が終わったら全協で報告するということですけどね。私も見落としていました。1カ月前に気付きました。なぜ公表をしないんですか。 先ほど言ったように、目的があって方針の正しさを担保するものなんでしょう。どうして公表しないんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 議会の全協のほうにまずは報告をさせていただいてというところでございますけれども、ホームページ等にその報告書というところは、していくべきものというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 平成30年度分は、10市は1年前に報告をしているんですよ。うちはまだ報告をしていないんですよ。さっき言ったように、PDCAサイクルであれば次に生かすんでしょう。生かすべき年度が終わって報告してどうなるんですか。もう一度答弁してください。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 大変申し訳ございません。ちょっと他市の状況というのが、申し訳ございません。私自身も承知はしておりませんでしたけども、他市の状況を踏まえて、先ほどおっしゃられた、私のほうも答えさせていただいておりますけども、PDCAサイクルというところが肝要な報告書ということになってくるかと思いますんで、ちょっとスケジュールというところを見直しさせていただきたいというふうには考えているところでございます。 たしか、うちの報告書のほうには決算額とかを入れているということで、その決算額を入れるために、多少、ちょっと時間がかかったりとかしているというふうには聞き及んでおりますので、ただ、そうした、やっぱり時期的なタイムリーというところは十分に必要性というのは感じておりますので、そこのスケジュール感というのは、今後、見直し、考えさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 点検評価報告書をつくらずに、どうやって教育委員会の事務を検証してきたんですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 3人の学識経験者、福教大の先生がたからコメントを頂きながら、次年度次年度とタイムリーにというところはできていないというような状況ではございますけども、先ほどご指摘の点については、今後、スケジュール感というのは見直しをさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育委員会の事務をどうやって検証してきたんですかという質問でした。答弁、お願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) もちろん、この点検評価報告書というのもありますし、当然、毎年度決算あるいは事務事業評価、そういったところを市のほうでもやっておりますので、そういったところを含めて点検あるいは次年度に向けての事業の在り方、そういったところをさせていただいているという状況でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 行政でやっているって、教育委員会は独立した機能を持った独立した機関でしょうがね。市民への説明責任を果たすという目的があるって言ったじゃないですか。なにがタイムリーですか。今出すべき時期は、ほかのところへ全部聞きました。平成31年度分を出しているんですよ。うちはなんですか。まだ30年度分が出てないんですよ。もう一度答弁してください。タイムリーとか時期を考えるとか、そういう次元の問題ではありません。もう一度答弁お願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) PDCAサイクルの部分については、先ほど申し上げた、本市でやっている事務事業評価等を活用しながらというところでございます。 点検評価書については、申し訳ございません、他市の状況というのが、正直、私のほうは把握はしておりませんでしたけども、今後、適切な時期に公表をして、教育委員会の中でも、これを活用してPDCAサイクルに、来年度の、今後の事務事業のほうに活用を図ってまいりたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 議会への提出を義務づけているんですよね。議会無視、市民への公表も義務づけてます。市民無視ですよね、これは、明らかに。いかがですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 決して無視とか、そういうところでは考えておりません。ただ、実際に、ちょっと公表が遅れたというところは、もう大変申し訳なく思っているところでございます。 今後、先ほど申し上げましたとおり、次年度に向けての取り組みができるような状況で、報告書のほうをつくり上げていって、公表してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) ちょっと遅れたとか、そういう世界じゃないんですよ。もう何度も繰り返し言いますから、もうこれ以上言いません。皆さんもお分かりでしょう。ちょっと遅れた、タイムリーでなかった、そんな次元じゃないんですよ。教育委員会の方針の正しさを客観的に担保するためにやっているわけでしょう。担保できないじゃないですか。 次の質問します。 さっきのこの法律なんですけど、第28条で教育委員会の権限、権利に基づいて、市長に申出書を出しました。中学校建設を求めています。この同じ法律の第26条で、義務を果たしていないんですよ。義務を果たさなくて権利のみ主張する、こういう状態で市民が本当に納得、理解すると思いますか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 点検報告書のところの義務というところでございます。 その分については、本当におわび申し上げるところでしかないというふうに考えているところでございます。 申出書につきましては、これは総務文教委員会の中でも申し上げましたとおり、権利を主張しているというわけではなく、当初、手光に小中一貫校というところが、手光に小学校というところで変わってきたというところで、改めて竹尾緑地の案として庁議に提案をして保留であったというところで、申出書のほうを提出させていただいているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) ちょっと私の質問と答弁がかみ合ってないんです。同じ法律で、片一方はこの権利があるから、教育委員会は、してちょうだいって言っているわけですよ。同じ法律の別の条文の義務を果たしてないんですよ。それで、市民に本当に納得性があるんですかということを聞いているわけ。普通、そういうことって、世の中じゃ通用しませんよ。教育長、いかがですか。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) おっしゃるとおりだと思います。評価点検については、ちょっと私も確認が不十分で申し訳なかったと思うんですけども、評価点検については、毎年、3人の学識経験者のかたから評価、点検をしていただいていることは事実でございますので、速やかに公表させていただきたいと思っています。これを果たさなくて申し出をしたということは、確かに、議員おっしゃる指摘、義務を果たさなくて権利だけ主張しているじゃないかとおっしゃられることについては返す言葉がないんですけども、学校建設については、それはそれとして教育委員会の大きな課題でございますので、市長のほうに申し出をさせていただいたというところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 私、何度も言っていますけども、この点検評価報告書というのは、教育委員会が行っている事務の妥当性、客観性を担保するものですよって何回も言っているでしょう。それがないわけですから。そういうことですよ。よく考えてくださいよ。 次に行きます。 私は、今のこのやりとりで、もう大分明らかになってきたと思うんですけど、私は教育委員会の5―4制をセットの竹尾緑地中学校建設案は、以下の四つの理由で認められません。白紙撤回することを求めます。 第1は、もうやりとりしましたが、年度単位の事務の自己点検もせず、また基本方針も示さない中での新設校建設計画です。計画の妥当性、客観性の根拠がありません。 第2は、運動場面積等の検討結果では、新たな中学校敷地確保は不必要なことを示唆しています。 第3は、竹尾緑地の災害への安全性評価は相対的に低く、他の場所の検討の必要性を示しています。 第4、5―4制の導入は、本市附属機関設置条例を尊重せず、福岡県の手引すら配慮していません。見解を求めます。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 4項目を上げていただいております。 まず、基本方針を示さずにというところでございますけども、先ほど申し上げましたとおり、まずは新設校の確定といいますか、新設校の方針を定めて基本方針をというところでの考えでございます。 運動場の面積というところも十分に全市的な観点から資料を作成していただいております。ただ、先ほど学校教育法施行規則の中に適正規模というのは12学級から18学級というところは十分に前提として考えていくべきというところは認識をしております。 安全性につきましては、ホームページのほうにも記載をさせていただいております。既存のデータあるいは今、現に市が管理する公園、URの施工状況、そういったところ、公共下水道事業の工事、そういったところの状況を含めて、最終的には基本設計時にいろんな調査をしながら、どこにどう配置するかというところで開発協議としての県の審査をクリアしてというところにはなってくるかとは思いますけども、安全性については十分に担保されているものというような見解でございます。 4点目の5―4制の懇話会の諮問、答申でございます。これも先ほど申し上げましたとおり、前後しておるというところは真摯に受け止める必要というのは考えておりますけども、諮問にあたっては全市的な小中一貫教育の在り方というところでして、そこの諮問、答申の期間というところは前後したというところはおわび申し上げるところでございます。 ただ、5月に庁議に提出した際には、もう既に答申のほうも受けてというような状況になっているのかというふうには認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 四つの理由を、私、述べましたけど、また繰り返しを一からするわけにはいかないんですけど、一つひとつ、私はこの理由にしたことを前段で説明してやりとりしたでしょう。もう破綻は明らかなんですよ。 それで、この竹尾緑地案というのは、最低でも、今、55億円の事業費が推定されています。多くの問題点を持ったこの竹尾緑地案に55億円もの巨費を投入できますか。しかもですよ、よく考えてくださいよ。46億円で抑えられる可能性のある中央公民館跡地に、まさに小学校建設案が出ている状況じゃないですか。私が延々と言った、中学校じゃなくて小学校建設じゃないのと言ったことからも、こうなってくるんですよ。 それで、今の混迷状態です。これを解決する方法は、竹尾緑地案を白紙撤回して、最初言った、再配置方針、福津市のあるべき学校の姿、これをつくって、ほかの候補地を真面目に検討することですよ。それが混迷状態を抜け出す一番早い方法です。見解お願いします。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) ありがとうございます。早期に方針を決定すべきというところは同じ考えでございます。 ただ、現状といたしましては、今、庁議の中で保留というような状況でございます。この事業というのがやはり予算を伴う事業でございますので、改めて庁議の中で再提案をさせていただきまして、当然のことながら、予算を計上しないとの結論により白紙あるいは廃案となることを含めたところではございますけども、庁議にて市の方針決定として判断を仰ぐ必要があるものというようには考えているところでございます。 ご指摘の点につきましては、整い次第、庁議というプロセスを経るために提案のほうを考えてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 今ちょっと十分理解できなかったんですけども、白紙撤回だとか、そういうことも庁議の中で考える選択肢として持っているということですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) いわゆる庁議で、今、保留の状況でございます。当然、教育委員会がどうというよりも予算をどう措置するか、そういったところも当然ながら庁議の中でどうするのかというのを判断していただく必要性というのは当然必要なプロセスというふうには考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。
    ◆14番(戸田進一) 予算措置は庁議だというのは分かるんですけど、新設校の建設計画の責任者は教育委員会ですよね。教育委員会ですよね。だから、教育委員会が今出している竹尾に中学校建設案を白紙撤回しなさいというのが私の意見なんですよ。それに対してどうなんですかということ。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 今、庁議の中で提案をさせていただいて、保留というような状況でございます。こちらから白紙撤回というよりも、庁議の中で議論をしていただいて、判断を仰ぎたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育委員会の基本的な姿勢は、竹尾案を認めてくださいというのがもう譲らない方針なんでしょう。確認です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 再提案というところは、この案を再提案をさせていただくというところでございます。 ただ、議員おっしゃるとおり、多額の経費というのがかかってまいりますので、中長期の状況を見ながら庁議のほうで判断を仰いで、当然ながら庁議で保留というような結論になっておりますので、その中でどうしていくのかというところは決めていく必要はあるんだろうというふうには考えております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 庁議庁議言うけど、教育委員会で決めないかんのでしょう。次回の教育委員会の定例会はいつですか。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 教育委員会としては、この案を再提案させていただきたいというようには考えています。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 教育委員会の次回の定例会はいつですかというのが私の質問です。 ○議長(江上隆行) 榊教育部長。 ◎教育部長(榊俊弥) 9月24日でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 竹尾案をどうするかというのは、教育部が勝手に決めることじゃないでしょう。教育委員会の5名の教育委員さんが決めることでしょう。教育委員会で話してくださいよ。これだけ議論になって、総務文教委員会の所管事務調査も出たじゃないですか。そうでしょう。教育委員会の定例会に、議案にのせるべきですよ、いかがですか。教育長。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 当然、議会のほうで議員から最後に4点の指摘も受けましたし、このことを受けて9月24日の教育委員会で再度議論をしたいと思っております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 次回の9月24日ですかね、教育委員会できちんと話し合いをするということですね。私の提案は、白紙撤回ということもあるんで、その範囲で5人の教育委員さんときちんと話をしてください。その教育委員会は、私、傍聴させていただきますが、決まったことは速やかに議会に報告してください。答弁をお願いします。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) はい、分かりました。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) もう時間がなくなりました。新設校の前に当面しなければいけないことがたくさんあります。もうスクールバスの問題だとか、第2グラウンドの問題だとか、福間小の中庭の問題、倉庫を移設して花壇をつくれば、運動場として使えます。近くの公園、公共施設を活用する問題、こういうのがあります。 一つだけ。福間南小学校は通学路で3方向から入るように考えています。通学路の安全対策がどうしても必要なんですよ。南1丁目1番地のところに横断歩道がありますけど、ぜひ信号をつけてほしいと、そうすれば、登校時の密を三つに分散して分けることができるということを言われました。これについて、ご答弁お願いします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今、議員ご提案されました信号機の設置、これについては交通安全施設として、今、強い要望ございました。当然のことながら、警察などに対する要望という形を取らせていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 先ほどの田中議員とのやりとりなんですけども、やっぱり今の運動場の状態も教育上……(発言時間終了のブザー音あり)あ、時間になりました。 これで、私の一般質問を終わります。 ○議長(江上隆行) 以上で、戸田進一議員の一般質問を終わります。 ここで休憩とし、再開は午後1時45分とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後0時45分            再開 午後1時45分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き一般質問を行います。 本日最後は、8番、尾島武弘議員。 ◆8番(尾島武弘) 皆さん、こんにちは。議席ナンバー8番、新政会の尾島武弘です。通告書に基づき大きく1点質問させていただきます。 1、過大規模対策における新設校の現状について。 福間中学校校区において、児童・生徒数の急増が続いており、福間南小学校福間小学校過大規模校になっています。また、福間中学校でも近い将来過大規模校になる見込みです。 教育委員会は、児童・生徒にとって、よりよい教育環境の確保のため、昨年12月16日の庁議で竹尾緑地に中学校を新設し、施設分離型の小中一貫教育制度を導入する案を決定しました。 しかし、市長より予算計上が見送られ、教育委員会案が凍結、保留されました。その後、市長から新たに手光地区に小学校新設案が提示され、新設校問題はますます混迷が深まる一方です。一日でも早く児童・生徒にとって、よりよい教育環境の確保が必要です。 そこで、新設校について、今後、それぞれどういう考え方と方針で、どのように進められるのか、お伺いいたします。 ①教育委員会と市長は、新設校について、今後それぞれどういう考え方と方針で、どのように進められるのか、お伺いします。 ②竹尾緑地の中学校新設案と手光地区の小学校新設案の詳細についてお伺いいたします。 答弁お願いいたします。 ○議長(江上隆行) それでは、質問に対する答弁をお願いいたします。原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、よろしくお願いいたします。 尾島議員の質問、超過大規模校対策における新設校の現状について。教育長と私のほうからそれぞれお答えさせていただきます。まず、私のほうからです。 まず、この質問事項並びに質問要旨を頂きました。質問の前提として、若干事実との相違点もありますので、それを指摘させていただいて答弁に入らせていただきます。これも含めて答弁ですけれども。質問要旨の中で、これは新聞記事のほうにも書かれましたけど、教育委員会は、児童・生徒にとってよりよい教育環境の確保のため、昨年12月16日の庁議で「竹尾緑地に中学校を新設し、施設分離型の小中一貫教育制度を導入する案を決定」と。主語が教育委員会で庁議において決定とありますが、これは再三新聞社のほうにも言いましたけれども、申し上げているとおり、庁議は市長の意思決定を補佐する機関でございまして、独立した執行機関である教育委員会の決定を行う場が教育委員会でありますので、この要旨は少しちょっと、そこはご指摘させていただきたいと思います。 教育委員会会議録等で確認できますけども、教育委員会では竹尾緑地に中学校を設置することが決定された経緯は具体的にはございませんし、議題に上がったこともないことを、教育委員会で決定した事項を市長が凍結、保留というような、私自身としましては誤解を生む発言は慎んでいただきたいと思います。 それでは、①番にまいります。7月30日の総合教育会議でも、教育委員会と見解の相違に大きな差があることが明らかになりました。教育委員会は、中学校が必要と考え、市長としては既に過大規模化が始まり、総体的に敷地が狭い小学校の過大規模校対策の方が優先すべき課題と考えております。 また、福間中学校区だけが超過大規模化しているわけでなく、津屋崎小学校も1,000人近い。しかも、宮司地区の子どもたちのうち今年も137名が福間小学校に通っております。住所別児童人口は、福間小学校津屋崎小学校も変わりません。児童増加が著しい福間中学校区、津屋崎小学校区の課題を同時に解決していくことは非常に難しい問題ではございますが、より効果的で効率的な学校の配置を進める必要がございます。 また、文部科学省の小学校施設整備指針にありますように、災害に強いこと、安全な地質、地盤であること、最小限の造成にとどめること、ゲームセンターや映画館などが近くにないことなどの条件を満たす立地を選んでいくべきだと考えております。 ②番、中央公民館敷地の小学校新設案につきましては、中央公民館等の建築物を解体撤去し、新たな小学校と体育館を建設する。できる限り造成は行いませんが、十分な運動場を確保するほか、森も学習スペースとして活用する。校区は、これは本当にこれから、本当に決まった場合、こここそ確定では決してございませんが、一応といいますか、想定として教育委員会に提案しました案としまして、宮司の1区から3区、大和町1、2区、四角区、光陽台の1区から6区、光陽台南区、そして、地元の手光区としております。児童数は推計では、向こう15年間は850人から900人規模を維持するものと思っております。 開校は、令和6年も可能ではないかという可能性は少しはまだ可能性として持っておるんですけれども、令和7年といたしますと、開校後の他校のピークは、津屋崎小学校は、これも児童数本当に今コロナ禍も含めまして、まちづくりのほうでは児童数、生徒数見ておりますが、津屋崎小学校は1,000人前後、福間小学校が1,200人前後、福間南小学校は1,400人前後に、手光に小学校を設置した場合、緩和できます。 そして、問題となっています、この福間中学校ですけれども、四角区、光陽台1区から6区・光陽台南区を福間東中に校区を変更することで、ここも現在本当に細かく見ているんですけど、福間中学校が1,500人程度になるのではないかという見方をしております。 9月1日号の広報紙にも掲載しておりますが、学校新設の費用捻出のために、竹尾緑地にできたとしても、中央公民館の機能はおよそカメリアホールのほうに統合するということになっています。 仮に、竹尾緑地に学校ができた場合、都市公園が一部廃止され、新設校ができ、中央公民館は、空き家といいますか、空き地状態となります。市街化調整区域のため、民間施設の建設は、この中央公民館の施設ほぼ不可能であり、売却も困難な無用な土地が残ってまいります、竹尾に学校ができた場合。 中央公民館敷地に学校を建設すれば、無用な跡地ではなくなり、様々な計画で自然環境保全を目的とし、多額の事業投資を行った竹尾緑地が破壊されることもなく、そして、地方自治法に定められる公有財産の総合調整権は市長にありまして、公有財産の効率的運用という面においても、中央公民館跡地を小学校用地とすることは合理的と考えております。 地方自治法(公有財産に関する長の総合調整権)ということで第238条の2です。「普通地方公共団体の長は、公有財産の効率的運用を図るため、必要があると認めるときは、委員会若しくは委員又はこれらの管理に属する機関で権限を有するものに対し、公有財産の取得又は管理について報告を求め、実地について調査し、又はその結果に基づいて必要な措置を講ずべきことを求めることができる」というのが、公有財産に関する地方の総合調整権、地方自治法の第238条の2でございます。 第一答弁はこのようにさせていただきたいと思います。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) それでは、①でございます。本市では、市内全校区において小中9年間の連続した学びを推進し、さらなる教育の充実を図っていきたいと考えています。 竹尾緑地に中学校を建設する案では校区再編の必要がなく、保護者や子どもたちへの負担を最小限に抑えることができることや、福津市の強みであるコミュニティ・スクールの発展と小中9年間の連続した学びの推進が期待でき、竹尾案の方が、より教育効果が高いと判断しております。 一方の手光に小学校を建設する案は、四つの小学校区において校区再編が必要であり、卒業後は三つの中学校に分かれて進学することから、本市が目指すコミュニティ・スクールの発展や、特色ある小中9年間の連続した学びの推進は非常に難しいと考えています。なによりも、この案では、喫緊の課題である福間中学校の教室不足への対応を図ることができません。 現在、新設校の検討は、凍結となっておりますが、今後も早期予算化に向けて、引き続き協議を重ねていきたいと考えております。 これまで議会等でご指摘のあっていた竹尾緑地の安全性については、現在の土木技術にて安全性を確保できると考えており、このことについては、今後もホームページなどで周知していきたいと考えております。 ②でございます。竹尾緑地の中学校新設案については、緑地の全体面積9.7haのうち3.5haを学校用地として活用する予定です。校舎面積は1万800m2、普通教室32教室、特別支援学級4教室を想定しています。 現在、福間小学校福間南小学校の児童は、福間中学校に進学しておりますが、福間中学校区に新たに中学校を新設することで、福間小学校から福間中学校へ、福間南小学校から新設中学校へ進学することになります。なお、この案は、小学校区の再編は必要としません。 一方の手光地区の小学校新設案については、中央公民館とわかたけ広場の全体面積2.8haを学校用地として活用します。校舎面積は9,000m2、普通教室32教室、特別支援教室4教室を想定しています。この案では、福間小学校福間南小学校津屋崎小学校、神興小学校の四つの小学校区にまたがる大規模な校区再編が必要となります。また、中学校は建設しないため、小学校卒業後、既存の三つの中学校に分かれて進学することになります。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) まず、それぞれ市長と教育長の意見が違いますが、まず、市長、教育長、教育委員会、教育行政に関係されている議員の皆さんが、子どもたちによりよい教育環境のために日々努力されていることにつきましては、心より敬意を表するところでございます。 3月、6月、今議会で竹尾緑地の竹尾案の新設校建設問題は、多くの議員さんから様々な質問がされています。重複する質問もあるかと思いますが、ご容赦をお願いいたします。 特に今回は、1、2併せて手光案を中心にお伺いしたいと思います。 地方教育行政法で新設校の建設計画策定は、教育委員会の権限であり、市長が新設校をどこに建てるかということはできないというのは間違いないか、市長と教育委員会に再度お尋ねします。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今の条文を読んでいただいて、それに反するかどうかということでお答えしたいんですけれども、今現在、例えば、総合教育会議の中で話している議論や、それから、内部でも協議してきまして、そもそも庁議の中でも意見を述べさせていただいて予算も伴いますので、全く法律に違反することなくこれまでもやってきたという見解でございますけれども、今のが不十分であれば、また再質問されてください。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 議員がおっしゃったように、私は教育委員会が教育予算に関する中身を策定して申し出をするということに理解しております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) この学校建設の予算の関係は、市長がというのは分かっております。 それと、総合教育会議の調整について伺いたいと思いますが、新設校の建設は、教育委員会と市長が調整段階にあり、課題として取り扱うことは問題ないが、学校の設置に係る事務、新設校の建設計画策定の権限を執行するのは教育委員会であることから、市長が当該事務を執行することはできないことに留意することが必要であるとされております。 調整のついていない事項の執行については、定められた執行権限に基づき教育委員会及び地方公共団体の長、市長でございますが、それぞれ判断するものであるとしていますが、これも間違いないんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 調整のついていない段階というのが、すごく重要で、今調整がついていない段階なので、調整するために例えば総合教育会議が調整する場であり、協議する場であり、ここは議決機関や執行機関ではありませんけれども、例えば、教育委員さんは5名おられて、私が1名の中で、それぞれ本当に忌憚のない意見をやるということが問題ないと思っておりまして、今、その調整がなされていない段階で市長がどうのこうのするのは、問題だということで間違いありませんかというふうに聞こえましたけど、調整の段階では市長がいろいろ意見述べていいと思います。 ○議長(江上隆行) 柴田教育長。 ◎教育長(柴田幸尚) 先ほどと重なるかもしれませんけれども、教育委員会が、いわゆる学校建設については事務処理を行って市に申し出るというふうに判断しております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 庁議のことをお伺いしますが、庁議の決定書というのを作成されたと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 庁議の結果につきましては、決定となったものにつきましては、様式が規定の中で定められておりますので、それに基づきまして決裁をとっていると、そういう内部上はあっております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 教育委員会が申し出された竹尾案が、もう正式な案なのか、案じゃないのか。また、市長に尋ねますが、竹尾案は正式なプロセスを踏んでいないということがあると指摘されていますが、手光案についてはどういうふうなプロセスで上げられたとか、それが正式な案なのかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) どういう手続きを、そもそも庁議の中で教育部のほうが、私が調査してくださいとお願いしたこの手光わかたけ案が5月18日の庁議では提案されまして、それは、やはり難しいという判断だったので、私はそこも含めて保留にさせていただいておりますけれども。 そもそももう今さきの議員の質問でもいろいろ問題性が指摘されましたけれども、2月3日も竹尾案は、さらにその事業費も含めて、安全面も含めて調査してください。そして、その中央公民館を使った場所等は、全く調べられていないわけですから、この際、そこも併せて調べてくださいと。 3月17日にコンサルさんと会いまして、それで調べてもらって、出てきたわけです、結果が。私がコンサルさんにも依頼して調査してもらった案を3月、4月ずっとやっていたその教育長も含めたところの教育部と私の市長部局との協議の中で提案させていただきました。 一部変更はありますけれども、間違いなく変わらないのは、場所が中央公民館の敷地を用いた学校の建設案なんですね。その中で途中で、校区のことが若干変更がありましたけれども、それを私は、内部協議の中で提案させていただいておりまして、庁議の中では、教育部の提案というとで提案されたのが現段階でありまして、なにをもって正式なのかと言いますか、もう既に出てきております。 正式なものと言いますとなんですかね、教育委員会の中で例えば論じられた場合、それは正式、その庁議でございますので、庁議の中で取り扱われている案件でございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) それでは、竹尾案と手光案が同列ということでよろしいですか。どういうふうな解釈をすればよろしいんでしょうか。市長にお伺いしたいんですが。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 同列とも同列じゃないとも答えられませんけれども。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 2月から庁議の協議した竹尾案で、これである程度進めていきますみたいなことを市長は言われていました。途中で方針変わられたんでしょうが、2月13日の庁議では、手光に小中一貫校を提案されたと思います。それが、小学校に変わった理由はなんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 変わったのは、いろいろありますけれども、例えば、庁議で一遍凍結しておりますので、私凍結という言葉、自ら使ったことはありませんけれども、2月3日、1月21日もありますけれども、その竹尾案、さらに事業費の増大等も予想されるし、安全面も含めてやってください。それで、中央公民館、手光のほうもやってくださいという提案をしました。 その中で、なんで変わったか、いろいろ考えられますけれども、小学校を設置することで、小学校のみを設置することで逆にいろんな効果があるようなことも分かってきたこともありますし、なによりも、そのやはり予算をつけるのが市長の仕事で、市長というか、まさに庁議で重要なのは、学校を建設する場合に、あらかたのその場所をどこに設置するとか、その内容を5―4制にするとか、そういうこともありますけれども、その予算をつけることなんですよね。 それで、竹尾緑地に学校を設置した場合は55億円なので、その55億円の範囲を、ただ私はいろいろ思いながらも、中央公民館の場所を使って検討した場合幾らぐらいになるかということは本当に2月も3月も不明でした。なので小中一貫も含めたところで、しかし、小学校も中学校も思っておりましたけれども、私は提案者じゃなくて、竹尾がある中で、こういうことも検討できないか、検討できないかということも含めて庁議は続いているわけです。 なので、小中一貫が絶対だということでもありませんし、小中一貫校をつくるには100億かかると。地方財政法ですね。そもそも財源として55億円つけているわけですね。55億円の範囲内でできる学校というのを検討した結果、小学校案というのも財源の面からも出てきたわけでございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) その点は、財政的な面は分かりました。過去、庁議の中で手光に消防署を誘致しようかというような話もございましたですね。その件は、どうなったんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) いつの庁議だったか分かりませんが、そういうことが議題として上がったことはないですね。報告事項もなかったと思います。なにか別の案件のことでそういうことが話題になったような気がいたします。なにかどこかからの部から、そもそもは消防署ですから、事務組合の持ち物でありますし、なんか庁議の中でどこかのセクションがここに消防署を持ってきたらどうかと、そういう提案は、並びに議題はなかったと思います。ただ、なにか話題になったことは記憶にございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) いや、結構、庁議の内容見てみると、家賃のこととか、いろいろそういうふうに少し深く入った議論もされておると思います。市長が覚えていないなら、それで仕方ないんですが、そういうことも過去あったということですね。 市長のあいさつ、議会が始まる冒頭のあいさつのことで2、3点ちょっとお聞きしたいんですが、まず、議員の皆さん、竹尾案の決定プロセスと一緒に闘ってくださいと言われましたが、決定プロセスがおかしいということなんでしょうが、先ほど申されました手光案のほうも、やはり同じようなものだと思います。ですから、そこは、訂正していただかんと、手光案も一緒に闘いますよ、そういうふうな認識であれば。だから、そこは、やはり私たちが一緒に闘うという問題ではございません。それを言うと、教育委員会と市長がちゃんと協議をして、予算措置をして上程されるものであって、議員が一緒になってその点闘うものじゃないと思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) これは、初日の一般質問された議員にもお答えいたしましたが、ちょっと事前にあいさつの原稿をつくって、それを読む形だったんですけれども、それを読んでいただいたら分かりますけれども、しかし、ちょっとそれでも誤解を招く。 その教育委員会や公務員という言葉も使いましたけれども、それと闘ってほしいじゃなくて、それこそ総務文教委員会の報告で私のあいさつの後、いよいよ明らかになりましたが、やはり教育委員会が独立した行政執行機関として市長部局から独立しているのは、本当に一つ前の戸田議員の質問の中で明らかになったように教育委員会というのがあって、そこにたくさんの法律がある中で、そのプロセスを踏んで新設学校を建設するならやっていくことであります。 私が初日の冒頭で言いましたのは、同じ市役所の中なので協議はしてまいりますけれども、皆さんも一緒にと呼びかけたのは、やはりこの若干イレギュラーな、少し謙遜な言い方で言えば。 もしかしたら、もう少し言いますと、間違ったプロセスで決められようとしている、そういう決め方について市民の代表であられます、その民意を代表して来られて、議席に座られているわけですから、本当にしっかり法律に基づいて、いろんなものに基づいて、そのプロセスが教育委員会がとられて、そこが少し間違っているようだったら、そういうとこをご指摘する。私は、まさにそういうところを内部で指摘もしているわけです。安全面とか、そういうことも含めますけれども。 なので、そういう面で一緒に闘って、一緒に監視並びにチェックしていただきたいと、そういう意味で冒頭ごあいさつさせていただきました。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 市長の思いは、そういう思いでしょうが、ちょっと誤解を招くような発言だったと思います。 それと、公務員と教育委員会は、民意を読まないということで、そういう立場であるというような発言もされております。教育委員会も職員さんも、やはりそれぞれの会議とか、現場に行って、いろんなかたの意見を吸い上げて、やはり行政に生かしておられると思います。 意味がちょっと若干、市長の言われる意味とは違うと思いますが、そういうことは十分市長もお分かりだと思いますが、再度やはり分かっていただきたいと思っております。そうせんと職員のかたは、やっぱり一生懸命まちへ出て、いろんな人の意見を聞いて、やはり行政に内部運営にやってあると思いますので、その点は十分分かっていただきたいと思います。 それと、行政の長として、このような事態を招いたことを深く反省しますということも言われております。これどういうふうなことを反省されるんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 答えようが幾つかあろうと思いますけれども、その総合調整権を持つ私が、もう少しより慎重にと言いますか、急ぎもしますけれども、法律の知識も、また、教育委員会の地方教育行政の組織及び運営に関する法律というものを私自身ももう少ししっかり読み込んでおいて、前もって。 毎年毎年、この都市圏の10の市町は、その議会のほうに、また、市民のほうに、教育委員会がその決算報告を出すわけですよね、独立した執行機関で。そういうことも最近、私も知りました。 そういうことも含めまして申し上げたいのは、勘違いもありましたし、無知なところも本当に認めざるを得ないけれども、やはりそれでも昨年8月19日には、やっぱり庁議の始まりなんですけれども、この庁議の中でいろんな案が検討できるので、庁議の中で検討するというのは、全然間違っていないし、庁議で大体決まったものが、一方では教育委員会のほうに投げられ、教育委員会でもんでいただいたのが、庁議に戻ってき、そして、また庁議で投げ返したのが教育委員会に戻り、あらかた決まらない場合があったら総合教育会議を開いてもらって、そこで案件協議するとか、そういうことがなされるものだろうな。きっと教育委員会のほうでも、そういうことが協議されているんだろうなと思っていたり、そういう性善説といいますか、当然のように、そういうものに立ってやってきましたが、事実はちょっとだんだん庁議を経ますうちにも、本当にこの私がすごく責任がありますし、私の責任で本当に決められない案件。しかし、急がなきゃいけない案件ということで庁議決定をさせていただいたけれども、やはり本当にこの不安を拭うことができず、本当に禍根を残してはいけませんし、皆様から預かった、本当命の大切な税金ですので、本当にそういうことはある中で、途中でその庁議をいったん保留したりさせてしまったこと、並びに教育委員会との関係で本当に新設校、こういうプロセスで決めていかなきゃいけなかったというところを、もう今や元には戻れませんけれども、今反省しています。 そして、今回、その議会、いわゆる総務文教委員会からいただきましたこの庁議の在り方、申し出の在り方、教育委員会の在り方、市長部局のほうでもそこは本当に見直さなきゃいけないと思うところもありますので、それを真摯に受け止め、今後やっていかなきゃならないと思う中、こういう総務文教委員会からの意見を出されたことに、本当に、ここは市長部局も関わっておりますので大変反省しております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 私は、市長が100%悪いとは思っておりません。いろんな絡みがあって、やはりこういう事態を招いているということでございますが、やはり市を代表する責任者でございますので、やはりそういうところを真摯に改善をしていっていただきたい。これから先、もう昨日のことまでは、いろんなことがあったと思いますが、やはりこの学校問題は一日も早く解決しなくちゃいけない問題でございますので。 それと、これ都市整備部長にちょっとお尋ねしたいんですが、今度予算で土地土壌調査費は、誰の依頼で建設課が可決を目標に上程された予算なのか、ちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) こちら今回補正に上げさせていただいている2点ございます。ため池と、それから、地盤調査、この2点でございますけれども、まずさきの議会、6月議会において、市長が市長部局において安全性並びに予算の状況について確認するということがございました。これを受けて実際に今議会において市長部局で上げるというような方向性を市長に確認をさせていただいて、その命を受け、こちらのほうで上げさせていただいたという経緯でございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。ちょっと尾島議員、待ってください。 ◎市長(原﨑智仁) この場で、要は今の部長の補足説明させていただきますと、この竹尾緑地でございますけれども、学校の建設の候補地、教育委員会。本当に固い岩盤があるのか、地下の地形はどのようになっているのか。竹尾緑地内、いろんなところで吹き出ている地下水脈の分布はどうなっているのか。水質や水の流れは変わり、周辺環境の悪影響が懸念されないか。事業費が膨れ上がる見込みはあるのかないのか。教育委員会が、竹尾緑地への学校新設案を推し続ける中、どうしても私自身こうした疑問はずっとつきまとっております。この議論に一日も早く決着を着け、打開点を見出すためにも、この調査を実行しなければならない、こういう思いは日々今でも募っています。 一方で、あちこちから、この水が吹き出てきて、高いところにため池まである竹尾緑地が現在分かっているだけでも学校建設に適した土地とは、ここしかないなら仕方ないけれども、ほかに適地があると私は考えています。 ここが学校に適した土地でないということは、100%そういうことはないんですけれども、ほかのところに比べて、やはり適地ではないということが明白ならば、この調査費は無駄遣いになってしまうという、無駄遣いというか、本当に必要ないという意見も多くありますと。 でもさらに今議会で、総務文教委員会より、常任委員会の調査報告書の意見として、教育委員会の申し出の見直しが必要と結論づけられましたね。今回のその土壌調査費は、私が教育委員会から、こういう総務文教委員会からは注文がついた申出書ですけれども、5月21日に、私の手には5月26日に渡った教育委員会からの申出書を受けて計上したものでございます、回答書に書いたように。 この申出書の有効性自体が見直しを今迫られている中、これを予算として上げることには、揺らぎや、じくじたる思いはますます、実は9月議会で強まっております。 そういった中でこの予算をどう捉え、どう対応するかが、今、本当に議員の皆様にも本当にご心配をおかけしておりますけれども、この辺のところを本当に様々な見地からこの予算のことを私の中でもいろんな思いがございますけれども、今回、予算を計上させていただいたということになっております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 予算というのは、やはりある議員が説明されたように、可決を前提にということですよね。それなのに、市長の言われるように考えてほしい、なにか否決をしてほしいみたいな、ちょっとニュアンスで聞こえるところもあるんです。 ですから、そういうところは、上げなければいいんじゃないかと、もう単純な話ですね。ただし、これが学校、土木費から上がっていますよね。予算委員会でもう少し詳しく聞きますが、その点は学校教育だったら学校教育費から上がっていくべきじゃないかと思っております。これについては、また、予算委員会でお聞きいたします。 あわせて都市整備部長にお伺いしますが、土壌調査は何月から何カ月ぐらいで結果が出るか、教えていただきたいと思うんですが。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) こちら土壌調査につきましては、今現行考えているのは、ボーリング調査を約13カ所ぐらいを考えております。工期については、おおむね5カ月というふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今回2,700万なので、その2,700万の根拠で見積りがあり、その中でその5カ月ということが出ましたけれども、もちろんこの予算を今議会に上程することを指示いたしましたのは、これまでの今述べましたように、その経緯や思いがあるわけでございますけれども、特に、もう一度繰り返させていただきますが、その学校建設が大体今の教育委員会のホームページ上で予定されているその校舎が配置される場所であったり、運動場で配置される場所であったり、本当に、ここは絶対触るべきでないと思われているその谷の部分があります。そういったところが本当にどういう地面の構造になっているのか、地下の。そして、本当に土の強度はどうなのか。もしくは、いろんな調査、ボーリングだけでなく、ボーリングも含めたところのそういうところで水脈と思われるところが発見されれば、本当にそこに水脈が通っているのかどうか。そういうところが重点です、この土壌調査。 これには、私の中では予算がありまして、その全体がまとまるのは5カ月、6カ月かかるかしれないけれども、一部であれば1カ月から2カ月で出るところも可能ではないかという、そういう期待も込めて今回予算計上しています。本当に一日も早くこの地下の構造、岩盤がどこにあり、水脈がどこにあるか。そういうことは優先的にお示しできること何か調べないと、本当にその可能性はなくなりますので、そういう意味も込めて予算計上させていただいております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 今、市長の2カ月ぐらいで部分的と言われますが、やはりこれは全体のことですので、やはり終わって、きちっとした報告するのが義務じゃないですか、予算をつけた以上。一部、1、2カ月で、一部ってそういうことは私はちょっと認めることができません。 それと、言いたいのは、そういう1、2カ月の調査で一部で報告するというのは、ちょっと、私はちょっとどうかと思いますよ。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) どうかと思いますというのは、専門家の見地からですかね。私もそれなりに確度の高い情報は出しています。ただ、ちょっと今事前にいろいろ今答えながら思ったのは、これは本当、事前審査にならないかなということです、この後の予算委員会の案件なので。ただし、その1、2カ月はどうかなというのは、そういう印象は大丈夫ですけれども、ただ、それで1、2カ月は無理ですとは言いませんし、今一部と私言いましたけれども、全体的に竹尾緑地の約3分の1を使った学校用地。ここを、もう一度言いますけれども、その地質がどういう層になっているのか、強度はどうなのか。そして、そのボーリング調査も含めてですけど、今、音波調査とかいろいろあります。その予算の範囲内で本当にこの目的が一つで、その中で調べられる中で、谷なので、深いところに水の層があったら、例えば、そこが水脈と判断して、そこにボーリングをかけていって、その水脈を外す。いざ工事する場合はですよ。そういうことがある程度想定される本当にこの竹尾のど真ん中で今までボーリング調査やったことないわけですから。そして、5m掘ったら固い岩盤があるという正式な見解が今取り消されているかもしれないけど、そういうことが6月の議会で教育委員会から何度も述べられていたわけですから、その辺のファクターをしっかりすることが、次回、総合教育会議の中でも、庁議の中でも、教育委員会の中でも大変重要な資料になるんです。それを1、2カ月ではできないと思いますよじゃなくて、できるように頑張りますし、できると私は信じております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) このことは、もう予算委員会でお聞きします。 それと、7月10日にふくとぴあで開催された市長と市民との懇話会、懇話会というか、そういうところでちょっと傍聴させていただいております。そのときに、教育委員会や教育長とのやりとりをいろいろ言われていました。 それと、手光、わかたけのコンサル調査結果が、竹尾緑地の判定が少し劣っとったということに対して、教育委員会が意図的になんか関わっていたというニュアンスのことを話されておりましたですね。私、ちゃんとメモとっておりますが。そういうことについて、根拠というのはなんなんでしょうか。教育委員会がそういうふうに意図的に関わっていたという発言された根拠ですね。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) これは、もし反問というわけでなく、もう一度よく理解できないことで聞き取れないとかというので再度お願いします。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) その会議の中で、市長が学校建設の説明をされておりました。映像の中にも竹尾の分とわかたけですね、手光のコンサルの結果等を示されておりました。手光のほうが、少し劣っていたというふうな実績があったということで、教育委員会が意図的に関わったんじゃないかというふうなニュアンスのことを言われておりました。もう私傍聴していて、ちゃんと書いております。そういう根拠といいますか、そういう真意というのはなんなんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) まさに3月17日に本当ようやく昨年来の願いだった長大さんですね。コンサルさんと会うことができまして、3月17日と、それと4月2日に会えたんですよね。その中で、この私のオーダーに基づいて、本当にここでは竹尾緑地の、要は土壌調査みたいなもの、仕様書の中でできないかというようなことも検討していただいて、そこは無理だったんだけど、その中央公民館、わかたけ広場を使ったところの小学校、小・中学校並びに中学校の配置の、配置というか、ゾーニングというんですかね、あの事業費を精査していただきたいとお願いをしたときに、上がって約1カ月後といいますか、2、3週間ぐらい、多分4月27日の内部協議の中で上がってきた、この新学校の基本計画。 この中で、今、尾島議員が言われていたのは、総合教育会議ではなくて7月10日のことを言われていますね。7月10日の中で、これも今の戸田議員の中でありましたように、全部でこの1から7、そして、総合評価、位置及び現在の使用状況、2番、敷地形状の広さ、3番、法令条件、4番、インフラ整備状況、5番、周辺環境、6番、災害への安全、7番、事業計画、そして、総合評価と。この総合評価も含めて8項目のあれがあるわけです。 その中で、私は実際に4月27日の協議だったか、4月27日の協議だったと思います。この案件が、その教育長含めたところの部長、課長、指導主事も入ったその内部の副市長も出席されていましたが、その協議になって、事前に2、3日前に配られていたので、私はその中で正直な感想を述べたんですよ。 竹尾緑地が、位置及び現在の使用状況がBで、そして、敷地形状、広さがAなんです。広さはAで、広さは広い。しかし、敷地形状は、本当にAかということを協議の中で述べました、その7月10日ではなく。 そして、中央公民館については、それこそ高台にあって、一見すごく同じ手光の中でも下の田園よりもより安全で、しかも安全な場所ということで、しかも公有地ということで高い評価が出るべきものと思っていたのに、下の田畑、手光の下のほうが評価が高く、並びに中央公民館が、この位置及び現在の使用状況がC、敷地現状、広さもCと。 この評価には、本当にこれなんでCと思いますかと、その内部協議の中で教育総務課長にも答えたし、ここは私は本当に、それは評価はコンサルさんの評価でしょうけれども、より安全、それこそさきの議員がより安全面とかも言っていたけど、ここがなんでこんなにCだらけなんですかと。周りが家がないから、田舎に位置しているので市街地であるから、周りに団地があるほうがいい評価になっているけれども、そもそも文部科学省の指針でいったら、隣にイオンモールがあるのが、本当にA評価、B評価ですかと。そんなこと内部の協議でしゃべったんですよ。それを実際、しゃべったことを今度は市民の皆様の7月10日の呼ばれた会議の中で私の意見として述べさせていただきました。 これって、少し皆さんどう思われますかということで述べさせていただいて、それが、そのコンサルさんも含めて教育総務課が調べた案件で、計画であってもここの土地の評価みたいなのは、もう少ししっかり市民の皆さんも考えていくべきだし、私自身は決して竹尾よりも中央公民館のほうがランクが落ちるとは思えないという文脈で述べさせていただいたと思いますよ。
    ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 覚えられているのか、覚えていないのか分かりませんけど、庁議の中ではそういうのが当然よろしいと思いますが、ニュアンス的に教育委員会が意図的にこういう結果に関与しているようなニュアンスで言われたでしょ。そこが問題だと。 だから、これは庁議の中ではいいです。ただし、一般市民のほうにそういう疑心暗鬼になるような言動というのは、やはり慎むべきじゃないかと私は思っております。 以前、市長が、いろんなところに個人で行き、新設校のことを説明をすると、教育行政の介入と思われるので控えていると述べられておりました。PTAとか、そういうところに行くこと。 この懇話会は、一人で行かれて、そういうふうな教育行政に関わることを全てほとんど教育行政ですね、学校建設の。そういうところは、やはり注意されとったほうがいいんじゃないかと思いますけど。教育行政に、やはり関わることですので、まだ決まっていない情報を安易に流すということはどうかと私は思いますが、見解はどうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今現在でも、ここは本当に私の中で、私自身の中の市長として、また、教育行政を対峙する中で倫理観に基づいて行動させていただいております。 7月10日というのは、突如2、3日前に声がかかって、準備ばたばたで行ったんですけれども、それも時期も分かられるように、尾島議員の会派報が配られて、私が法律違反の可能性大と配られたことが5月ですよね。そして、その申出書が来ましたね。全員協議会でもいろんなことが言われたんでしょう。6月議会もまさにまだ私が法律違反しているかどうかが一般質問の論点でした。 法律違反じゃないということを証明するのに約3カ月かかりました。6月の議会が終わったと思ったら新聞に載ったわけです、6月26日に。「教育委員会案を市長が凍結」という小見出しで。「令和6年、24年の学校建設が大幅に遅れ」と。そして、今本当にこれが教育委員会案たりたのかどうかということをまさに新聞記者さんに聞きたいぐらいですけどね。異例の申出書が出されたと。違った意味で異例の申出書かもしれないと思っています。 そんな中、新聞で、これは行政じゃなくて新聞記者さんの目で見て、新聞記者さんのストーリーの中で書かれたこの新聞記事が出たことで、これは、初日の議員の質問にも答えましたけれども、じゃ市長はどうして凍結させたのと。市長は、今なにを思われているのということのあれがあったので、今まで全くフェイスブックにもなにも書いたことなかった。その協議が続いているなら、今でもきっと書いていないでしょう。申出書が来たのが、大きなターニングポイントなんです。それをもって新聞記事も書かれるわけですから。 なので、自重しながらも、もうそういう見解を求めるなら、今中でまだ決まっていないですからということはとてもとれません。しかも、私が呼ばれる形で説明に行くことは、決して教育行政の介入ではございませんということを述べさせていただきます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) もう少し端的にお答えください。 それと、7月30日書いてあった総合教育会議のタイムスケジュール、これ大幅に時間オーバーしております。やはりコロナ禍の状態で、市長の思いを語られるのは重要なことだと思いますが、事前の打ち合わせとかなかったんですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 同じような質問初日も受けたと思いますけれども、事前の打ち合わせもある程度ありました。しかし、事前の打ち合わせもなかなかぎりぎりまで決まらなかったこともたくさんあります。例えば、会場です。それから、コロナ禍なので技術上、全く問題ないし、あれもできる。もうそもそも総合教育会議をライブ中継ネット配信している自治体はありますからね。コロナ禍なので、まさに別の質問の中で、「技術ファーストは市民ファースト」という言葉をまた今回の一般質問で使いました。本当に、密にならない。しかし、関心が持たれて、家で傍聴できる、そういうことを検討してはどうか。もしくは、その中央公民館のようなとこが、今度避難所になりましたけれども、6人に一人の席の割合で会場が押さえられる。そもそもその市長が招集して、対等の立場であるのが総合教育会議なので、なかなかぎりぎりまで難航したことたくさんありまして、ある意味、私の認識の中では、総合教育会議に入っていったという感じです。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 思いはいいんです。ただ、時間をやはりコロナ禍で密集を避けて、それぞれこの市の協議会とか審議会とか、そういうのも時間短縮して、なおかつ傍聴者もなかったりとか少なくして対応しているんですね。重要な会議なのは分かります、分かるんですが、当日については、もう少し配慮があってよかったんじゃないかと思っております。 市長は、1時間なにがしかおしゃべりになりましたが、やはり思いは思いで十分伝わると思いますが、そこは端的に、やはりやられるのが、今の時代、今のこのコロナの時代ですので。 前回の答弁で、次からは余りしゃべりませんというふうなことも言われておりますので、その点は改善されるという気持ちがおありということで、これは以上は言いません。 それと、教育会議を傍聴させていただいたんですが、市長と教育委員会の考えが一致しないで、なんか対立構造をつくっているというように感じます。市民のかたもそうだと思います。 総合教育会議の政治利用ということじゃないと思いますが、そういうふうに思われることもあろうかと思いますので、その点も。 それと、あと市長が、教育委員会と対立していると市民が受け止めるような状況をつくり出して、行政の責任者としてああいう会議を持たれるということは、もっと建設的な意見の交換だったらいいんですが、一方的に、なんか違うんじゃないかと。資料も含めて。資料のことはちょっと後で触れますが、そういうところも含めて、どうなんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) ちょっと簡潔に、資料のことは後でと。 建設的な意見を述べていたつもりです。7月10日も、いろんなところで教育委員会、教育部はもちろん所管でありますし、そもそも教育行政を担う執行機関なので、市民や団体に呼ばれれば、また呼ばなくとも説明に行くわけですよ。 もう4月27日以降、校区は若干変わったけれども、その手光案というのも出てきたわけです、中央公民館。しかし、その説明を求められても、なかなか説明できない。そもそも私のほうが、もうこれはご承知のように提案しているわけですから、お願いしているわけですから。 だから、そういう時間を今まで、今度次回の例えば教育委員会、定例の教育委員会に呼んでいただいて私がご説明してもいいぐらいです。 本当にこれは建設的な意見、対立をあおっているわけじゃないですよ。私からいたしますと、その提案したものが、そもそも協議はまだ続いていると思っていたのに申出書が来たんだから。もう市長の代替案は駄目ですと。どっちが先にその対立を、対立のつもりはないということでもそういうことでしょう。 中でずっと協議していたんです。まだ出して1カ月もたっていないでしょう。庁議に上げてくる前の段階で協議すべき案件だったんです。しかし、申出書が出たことで、まだ、これが内部のままだったらいいけども、やはりこのメディアにも書かれたわけですよ。 そして、一方で私がとめているという対立構造は、誰が、私が庁議を止めただけが対立構造ですか。そうじゃないでしょう。そもそも庁議のことも申出書のことも問題に同じ議会がされているじゃないですか。 だから、総合教育の会議は、もう二度と今後はこんな話しはしませんというのは、もう私が考える、教育的な効果もあると考える中央公民館、手光わかたけに小学校をつくった効果、そういうものをご説明いただいて、その後、対話のキャッチボールをしたいと思っていました。 総合教育会議は、これは今質問されていないけれども、本当に9月でも10月でも行いたいと思っています。総合教育会議の今ステージになったんですよ。なってしまったというか。でも、それは決して悪いことじゃないと思っています。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 市長が言われるとおり、総合教育会議を開くことは重要だと思います。ただし、そこに出された資料が、この資料ですね。これがちょっと私、相当違和感があります。竹尾の課題だけ上げられて、手光の課題は全く上がっていないんですよね。手光にも多分課題はあると思います。 私なりに課題を拾い上げたものがあります。これについて答えられる部分は答えていただいて、答えられない分は結構です。 まず、追加予算の可能性がある。十分な運動スペースを確保するための用地取得費がかかるんじゃないかと。市長もちょっと運動場が問題であるという少し言われていましたので。 それと、運動場が道を挟んでできた場合、前の田んぼとか購入した場合、歩道橋とか設置が要るんじゃないかと。 それと通学路や歩道に外灯がなくて、整備費が加わるんじゃないかと。 通学路に影響を及ぼすだろう七つのため池ですね。そのため池の調査費や補強費が加わるんじゃないかと。 学童保育所設置の費用が加わるんじゃないかと。 わかたけ広場に出没しているイノシシ、イノシシは広場を相当掘り回っています。あそこの山は相当イノシシの巣になっていると思います。そういうところの獣害対策費が加わるんじゃないかと。 中央公民館の解体です。あと中央公民館の社会教育事務所の移転費や活動されているかたたちの新しい活動拠点の整備費。 それと、平成5年度末に建設が間に合わなかった場合、中学校の教室不足のプレハブ建設費も、これは手光になった場合です。間に合わなかった場合は、これにやっぱ上げるべきだと私は思っています。 そういうことについて、分かる範囲で結構です。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 今、およそ10項目ぐらい言われたと思うので、ちょっと逐一メモしませんでしたけど、よりシンプルにつくったつもりですからね、その資料は。どっちのほうがより安全と考えられるのか。どっちのほうがより確実にその概算で見積もられた予算が出ていますが、その予算も重要だけど、よりどっちのほうが確実にその予算なのか。どっちのほうがより早くできるのか。そして、ここに配置した場合、15年後、20年後どっちのほうが急激に児童数、生徒数が減らなくて、いわゆる持続可能というか、本当に児童数が、生徒数が減らない学校になるのかぐらいの四つのことは、どっちのほうがより安全なのか。比較、比較なので、本当に比較しやすい。このどっちが100%安全で、こっちは絶対駄目とかじゃなくて比較論の中で書いたので。 そして、今の金額のことは、いやそれには相当違和感があると言われたので、46億円と55億円というのが出ているので、こっちのほうがより確実に安くできるでしょう。しかも、私のほうは、この55億円にも本当にこれでできるのかということの懸念を持っております。 私がつくった、私が作成した資料ですので、よりその手光、わかたけに小学校を設置した場合のいい面を書くことは悪いことじゃないと思っているけれども、でも私がこれを主眼としたのは、竹尾は駄目だ、駄目だ。そういうことじゃなくて、手光、わかたけのよさというのがほとんど伝わっていないので、私が思うそのよさを最初は今の5項目の比較であり、そういうことを述べさせていただいたんですよ。 それで、今のは新しい通学路の整備であったり、あれであったり、ため池もありますけど、それはだから、竹尾のほうも、だからそこには、いろいろお金もかけないと解消できないことや、お金をかけなくてもこの辺とか、あんまりデメリットの競争はしたくないと思うんですよね。まずは、ここに配置することが適地であるということ。 でも、一つだけお答えさせていただきますと、今のところ、この竹尾緑地、市有地、中央公民館のその2.8haね。山の部分も含めますけど、イノシシが住んでいます。キツネもいます。タヌキもいます。マムシもいます。スズメバチもいます。自然豊かなところです。2.8haの中央公民館のみで小学校が配置できるということなので、道路を渡って運動場を確保しなきゃいけないという案ではございません。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) いろいろ今後の会議進める中で、こういうふうなやはり問題点もここにホームページで、教育委員会があげている問題点がございますね。課題といいますか。それとほかに私の考えた課題もございます。 こういうところをやっぱり同じテーブルにのせて、公正・公平に議論をしていただきたいと思います。そうしないと、この資料だけでは、その手光の課題が見えてこないんですよね。だから今後の会議に、そういう提案をしたいと思います。教育懇話会とか、総合教育会議とか、そういうところに、やっぱり手光もこういう問題がありますと。それ同じレベルで議論していただきたい。市長、いかがですか。 ○議長(江上隆行) ちょっと答弁の前に市長に申し上げます。 ちょっと総体的に市長答弁が長いように思いますので、この本定例会もコロナ対策を講じながら議会運営を行っておりますので、質問に対して簡潔明瞭にご答弁いただきますようご協力をお願い申し上げます。 それでは、原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 公正・中立な議論の場が本当に大変重要だと思っています。庁議であるにしても公正・中立にやらなきゃいけません。総合教育会議もそうです。内部協議もそうです。市民意向調査が始まりますが、この場もそうです。つまりどの場であっても本当に多くのかたが見て、これは公正・中立な協議がなされているなと。私が含まれるところ、例えば、庁議とかすごく重要な、そういうところは、そういう議論をしていくように努めたいと思います。 そこで、重要なのが市民の声であったり、もしくはこの調査の結果であったりするものだと思っております。総合教育会議でしたら、本当にたくさんたくさん教育委員さんに、その場で私の言葉に、また答える形で、疑問があったら答える形で、本当にこの対話のキャッチボールができるような、そういう総合教育会議になれば、未来ビジョンに、必ずいい公正・中立な会議になるものと信じております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) ですから、こういう資料を事前に、やはり学校建設問題が主ですので、教育委員会さんとは、やはり事前の協議も必要ではないかと思います。 当然、市長が開催される会議でございますので、市長が持った資料を出されて結構だと思います。しかしながら、やはりそこは十分、やっぱり教育委員会さんと手を取り合ってやるのがやっぱり筋だと私は思います。特に、こういうふうに一方的な資料については。ですから、そこをお願いします。 あと、竹尾下のため池についてですが、今2万2,000tの水でどれぐらいの水田面積を賄えるか、分かれば教えてください。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今、こちらのほうで、ため池台帳のほうがございますけれども、貯水量約2万1,000t、それで、それによって灌漑を受ける面積というのは7haでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) なら今年の水稲の作付面積はどれぐらいになっているんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今実際に耕作されている、そのため池の水を利用して耕作されている面積ということでございますね。こちら約6,000m2を少し超えるぐらいかというふうに認識しておるところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 計算しますと約9%、約1割の水で賄えるということでございますので、これは水利組合がございますので、計算上20%の水でも十分余るぐらいの水量だと。水稲作付でですね。ということは、この竹尾ため池が低水管理ができないものか、低水管理。 これは学校建設だけに特化したものじゃないで、今、公園として機能している竹尾緑地ですね。これが、市長の中では危険だと。決壊した場合、土砂が流れ込んで学校建設含めて心配だということを言われております。 公園ですので、公園で、やはりくつろいであるかたといいますか、利用されるかたについても、決壊した場合、相当なダメージがあろうかと思います。 今、この低水管理について、何か協議かなんかされていますでしょうか。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) ありがたいご提言だというふうに考えております。 事前に学校問題の件もございましたので、実際に水利組合さん、あるいは実際にご利用なられているかたがどの程度おられるのかというようなところは調査しております。 具体的に、低水管理というところで、水利組合と正式な協議を持っているわけではございませんが、今回のご提案、非常にありがたいご提案だと思っております。これから、水利組合並びに耕作されていらっしゃるかたを含めて、このご提言というのを進めていかさせていただければというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 聞くところによると、農家のかたが少なくなって、管理も不十分になっておるということもお聞きしています。 低水管理することによって、やはり災害が起こったときのリスクが低くなります。それと、公園利用者とか地域住民の命を守ることが大事だと思います。そのリスクが低くなるということでありますので、それと、もし決壊した場合に、そこを公園が埋め尽くして、そこを片づける費用とか、そういうのも必要になります。 それと、低水管理すると調整池の役目も果たせます。ですから、これは教育委員会がやるんじゃなくて、今すぐ都市管理課が中心になってそういうふうに協議をしていただきたいと。 相手がおられることですんで、ざっとはいかんと思いますが、そのところは市長、どうでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 本当に文部科学省の指針に基づきますと、ため池が上にあるところに学校設置というのは、やはりそこしかないならしようがないんですけれども、やっぱり適した場所とは言えないんですけれども、ただ、本当にため池を横に配置された学校やため池をつぶして学校を配置した、いろんな例があります。 今回の調査は、いざ本当にぐらっと大きな地震が来たときに、堤体がぼろっと崩れてどんと水がオーバーフローでなく決壊してね。そのときに、その学校があったら大変なので堤体の調査なんですよ。 しかし、今議員が言われたように、本当に今ここまでのその農業用水としては必要ない。なので洪水吐きを、いろんなため池の工法があります。とにかく私の素人でもその洪水吐きをもう少し下に持ってきて、ある程度水位がたまったら、もう流れるような仕組みにやって、今のようになみなみとたまらないような低水位で管理し、貯水池としても機能する、そういう、いざ地震が来ても堤体が崩れず、そもそも日頃より、この水位で十分農業用水利も賄えるしという、そういう措置は学校を建設しない場合であっても市民憩いの都市公園、環境公園なので、そういう対応はないよりもぜひあったほうがいい、そういう対処法だと思っております。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) いや、あったほうじゃなくて、その対応を指示されるのか、されないのか、そこをお聞きしたいんですよ。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) その他ため池様々、そもそも優先順位がほかにあった中で、今回学校が建設が予定される候補地ということで、この竹尾池堤体を調査させるわけですけれども、だから、そういうことを指示したいというか、いよいよ学校が建設される、するということが決定でもした場合は、よりそれを指示しようと思うけど、今現段階では、まだちょっと私もその水利権者さんともお会いしたことないし、ちょっといろんなため池の改良法がありますので、まずはその堤体調査を終えて、今後その対応を考えてみたいと思います。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) そのことについて前向きにお願いしたいと思います。 やはり公園を利用されているかたもいらっしゃいますので、それと洪水があった、もし決壊した場合、下に住宅もございますので、それは喫緊のやはり課題だと思います。そういう方法が、もしとれるなら、そういうふうな方法をとるべきだろうと思います。これは相手がおられることですので、この場で一応なにも言いませんが、それ内部で協議していただいてやるべきだと私は思っております。 あと手光につくった場合、中央公民館を解体するということで市長言われておりますが、今、中央公民館を利用されているかた、それと団体が四つぐらい入っていますね、事務所が。そして、庁議の中では、令和4年度を一応廃止の予定にやりたいというふうな庁議のほうで話されていることもあろうと思いますが、中央公民館については、市のいろんな会議で話されていることと、市長がすぐ解体して云々というのは、ちょっと食い違いがあるんですね。 ホールは、カメリアホールと一緒にする。今利用されている機能はできるだけ残したいというふうな説明もされているところです。その中で、その協議はなされたんでしょうか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 現実的に協議はなされたんですかねと聞かれますので、協議なされたとは思われてはいないので質問されていると思うけど、本当にこの私がその内部の協議の中で提案させた案で、協議がますます整っていてというのは現実的に考えられませんね。これから協議をしていくんですよ。 それから、この中央公民館は倒すと。このコンサルさんのその調査の中で、この建物も有効に残して活用して学校を配置する案、そして、やはり今ある中央公民館の施設を全部倒して校舎を配置する案、両方調べてもらいました。そのコンサルさんの意見もなかなか学校用地には適さない今の中央公民館の施設。そして、その倒して校舎配置した場合も、倒さず有効活用して、いろいろ改良を加えて配置した場合もほとんどお金が変わらないから、今なにも全部倒して学校、校舎を配置するということでいくべきだと、100%と私は思っておりませんよ。 それから、協議されたんですかと。私自身は、本当に予算も見ていますので、竹尾緑地を進めているその教育委員会のほうにも、竹尾緑地に学校をつくった場合も中央公民館はなくなるんですよと、中期財政見通しは。これは本当にセクションだけでなく、その経営陣として、教育長も部長も含めて、それは説明しなきゃいけない。本当にそれはそう思うんです。それこそ庁議決定なんですから、中期財政見通しは。そういう方針ですということ。だから、7月の教育委員会の会議録もすごく関心がありますけどね。 協議されたんですけど、本当全て私は担います、担いますというか、ほかの学校のことも言っているように、協議はこれからでございます。そして、中央公民館は、教育委員会の持っている施設並びに中央公民館は、公民館審議会がある。郷育カレッジの審議会もある。そういう中で、先に情報が先行しているのは、私自身としても遺憾ではございますけれども、学校を設置するということで決まれば、決まればというか、決まらなくとも、そういうことをこれから進めていかなきゃならない、そういう心持ちでございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) その解体する、廃止するというのは、私分かっております。それを庁議の中で4年度というふうな期限を区切られて、そういうふうに決定ではないとしても、そういう方向でということで庁議の中ではお話されています。 それからすると、わかたけ、手光で3年で令和5年度末までに学校は建設されるということは、ちょっと整合性がとれない部分があります。そういう点はどうなんですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 技術的に造成の期間並びに工法も含めて竹尾緑地と比較した場合、竹尾緑地に学校を設置するよりもより早くできるのではないかと。本当にもう、本当になによりも学校を設置することが最優先、関係者との協議よりも。もう待ったなしということならば、本当にやれないことはない。そういうことで、その資料はつくったんですね。簡単に言えば造成1年、建設2年でございます。合計3年でございます。 一方でも書きましたよね。ここは質問されていないけど、竹尾緑地が平成24年開校大幅に遅れて、私は4年でできないんじゃないかとも思っているから、ここはまた待ったもかけているんですよ。これで大幅に遅れたと書かれたことも私の個人的な感情もあります。中央公民館のわかたけ広場だったら、そのあれがあれば、早くできるという思いも込めて書いたわけであって、現実的にはなかなか厳しくても本当に一丸となって、私だけでなくなれば、その可能性も残っているという思いで書いたので、ただ、少し先走り過ぎた3年という表記だったかもしれません。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) やはり利用者のかたに対して、やっぱり配慮は必要だと思います。いろんな今勝浦の古墳問題とか、エンゼルスポットの問題でも事前に決めて説明して、相当反発がありましたですね。市のほうもそういうことはなるべくこの場合やらないということですので、やはり丁寧な説明がやっぱり必要だと思います。それから考えれば、来年度にはもう廃止ですか、3年でということになると、逆に。逆算するとそういうふうになりますので、ですから、そこは十分今利用されているかた、約5万人ですか、延べ年間。そういうかたたちに、やはり廃止はいいです。令和4年に廃止というような話で、話がある程度進んでおりますので、ですから、その点は早急に、もし倒すなら、もう早く丁寧な説明をお願いしたいということです。 あと運動場ですね。運動場のことを言われていますが、市長は竹尾案では運動場の狭さを理由に、反対理由にされておりました。今回、手光では、運動場の狭さに対しては、瑣末な議論と発言されております。どうでもいいということですよね。ただし、1,000人程度の運動場で4,900m2、今計画では。これは、上西郷の4,500より少し広いだけですね。やっぱ運動場というのは、思い切り遊ぶということで、新設校でありながら、福間南とか福間小学校みたいに時間差で遊ばせるような形になると思います。そういう点はどうなんでしょう。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) ここは決して逃げるわけでもなんでもなく、私が最も重要視しているのは、ちょっと押さえさせてください。 竹尾緑地と中央公民館、わかたけ広場のほうがどっちが適地かということなんですよ。そして、その瑣末だと言ってるのは確かに覚えております。1月の二十何日かの総合教育会議のときに、私がそれのみはオーダーしたんだけれども、今ある三つの中学校の空撮の写真を準備してください。これだけを教育総務課に言いました。 竹尾緑地で予定されている、その後、二転三転、校舎の配置は変わっていきますけど、竹尾緑地のその55億円を使ってのその校舎の配置の中で運動場が当時確か150mトラックだったんですよ、1月のときは。中学校というのは、運動部もあって野球部やサッカー部やソフトボール部やハンドボール部や、本当に運動部だけではないけれども、運動場がこれだけで本当に、いざ中学校を配置したら運動場が狭くなるということで保護者からの要望もあり、もっともっと山を削って、沼地を埋めて、造成して運動場が広げられることが考えられませんかと、あのとき総合教育会議で言ったんです。あのとき尾島議員も傍聴されているのは僕よく覚えております。 そして、ああいうふうに言った市長にもかかわらず、今度のわかたけ広場は運動場が狭いじゃないですかと。総合教育委員さんが言われるので、今ずっと1時間以上しゃべってきた中で、ここはエレメンタリースクール、小学校なので、運動場だけでなく、裏のそのバンガローや飯ごう炊さん場や、それから、この山を使ってこの小学生が伸び伸びと遊べる、そういうところが確保されておりますし、総合教育会議の中では言わなかったけれども、あくまでもそのコンサルさんに委託して、その何千m2が運動場が設置されていますけれども、校舎を高くとるとか、職員駐車場はちょっと隣の用地を借りて、まさに中央公民館の敷地の中では校舎と運動場と体育館だけやりますと運動場は広くとれないと。本当に最悪の場合は、山を削れば、ここは全体で2.8haあるわけですから。 そうやってその運動場は狭いですよと言われても、運動場は広げられる可能性は、この2.8haの中で十分持っていると思います。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 今初めて、そういう案をお聞きしました。運動場を広げられる可能性もあるということ。            (発言の声あり) 分かっています。そういうのを説明していただかんと、この資料だけでは分からない部分があります。そこは重要と思いますんで、そういうこともおしゃべりになったほうがいいんじゃないですか。 あと市長、PTAの集まりでちょっとお聞きしたことがございます。その意見の中に、相当やはりお父さん、お母さんの間に対立が生まれていると。そして、SNSで攻撃されて、人間関係はぐちゃぐちゃになっている。対立は望まないと。それに、中学校のお母さんたちが、お金を出し合って、あんずグラウンドを借りて部活動をしているとか。プレハブ校舎は2階の音が響いて勉強に集中できないと。それとか、この子どもたちが今なにが一番大事なのか考えてほしい、中学の多い児童をどうかしてほしいと言っているが、ないがしろにされている。アンケートを実施したことに対し混乱を南小が招いていると言われたと。竹尾、手光という前に市政を正すことが大事と。教育委員会が決めたプロセスを軽視している。チェック機能が働かないなら議会は要らない。まだ、多くの声がありました。 これについては、市長に現状を分かってほしいというふうな要望がございました。このことについて、もう答弁求めません。対応を市長と教育委員会が話されて、今、困ってあるPTA、特に福間小、南小、福間中学のほうと、やはり対応を考えていただかんといかんと思います。特に対話ですね。対話を持っていただきたいと思います。 それと、あと6月の小中の大規模改修に関わる市民意向調査、これについては、今回、予算措置の場合、教育全般についての意見を、特に、まちづくりに特化したと言いますか。まちづくりも入れてということになっていますが、この案内文を見てみると、学校建設がほとんど、そういう案内文ですね。内容についても、そういうふうな内容が主です。この点については、どうなんですか。 ○議長(江上隆行) 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 案内文等、今私は今手元に広報ですけれども、こういう立てつけになっていますね。今本当に子どもたちが、本当にうれしいこと。だけど、いわゆる子どもが、児童数が急激に増えています。その人口が読めなかったことも行政として本当に申し訳なく思います。しかし、現実増えていると。 その中で、しかし財政的な課題もありまして、小学校2校、中学校1校とか、小学校三つとか、中学校1校はできない。できるとしたら本当に新しい学校を一つ建設すること。今のところ財源としては55億円が確保できる状態なので、現実的に学校が1校と。 そして、その中で現在検討されている案が、この2案がございますと。学校は、ただ、本当につくるからには、多くの市民に愛され、もうつくり始める段階からですよ。そして、いつまでも愛され続ける学校であるべきだと思う中で、市民の皆様の意見を求めますということなので、二者択一ですということは一言も書いておりません。 そして、学校新設などに関する市民意向調査のお知らせ。しかし、本当にこれには関心がないかた、また本当に情報がないかたもおられますけども、今やこの新聞に報じられて以降でこざいます。もしくは、尾島議員の会派便りがたくさんのところに広まったわけですから。手光案と竹尾案があるんだなということの中で、これを全くなくして案内することも、内容を決めることもできないでしょう。 ここは、現地視察もしてもらいたいと思っています。それぞれのプレゼンもするべきだと思っています。しかし、無作為抽出で集まられた多くの皆様なので、本当にほかに教室が余っているところ。きょうの田中議員の質問ではそういうことを考えられませんかとか、スクールバス対応できませんかとか、本当にその地域性があるというけども、その文部科学省の基準に基づいたら、福津市全体のその一つの中学校であり、一つの小学校じゃないですけど、いろんな意見が出てくるでしょう。 ただし、今この二つの案が具体的に出てきています。ここだけは、財源がほぼ手当されてできますという、そういう立てつけというか、あれになっておりますので、よりしかも、客観性が本当に担保できない危険性のこととか、予算のことも書かずに、二つの立地、この立地と言えば、普通に単純に市民の皆さんから見たらすごく関心があることなので、それを載せさせていただいて、二者択一を迫るじゃないし、そもそも今二つの小学校と一つの中学校のPTA主催で、学校運営協議会で行ったアンケートが二者択一になっているじゃないですか、先に。 そして、教育委員会のホームページも私も一度も見させてもらったり、チエックしたことないけど二者択一になっているじゃないですか。それに基づいてこの市民意向調査がございます。 ○議長(江上隆行) 尾島議員。 ◆8番(尾島武弘) 二者択一というのは、現実問題、今市長の案と教育委員会の案じゃないですか。それが主でしょう。ですから、そういう形でやられていると思いますよ、PTAのほうも。ですから、今回、PTAでとられたアンケート、この結果も、やはり重要なものだと思います。今、本当に困ってあるかたのPTAのアンケートですので、結果というのは、今度、市民意向調査とか教育懇話会に出していただきたいと、これは要望です。 それと、最後になりますが、PTAのほうから、活断層のこととため池、それに湧き水、このことは心配して夜も眠れないというかたもいらっしゃるとお聞きしました。 市長、とにかくこれは対話でもして、どういう理由で、どういう感じでということをPTAととにかく協議してください、PTAと。お願いします。 最後、この問題は、新設校の建設の費用を捻出するために市長は選挙公約に反して公共事業の統廃合、民営化を英断されたことは、十分評価しております。しかしながら、この今混迷が深まって、住民やPTAを巻き込んだ対立を招いていることも、やっぱり一理であると思います。 ですから、今後、やはり市長の行動を見ておられます。発信等も十分トップとしての責任をもって発信をしていただきたいと思います。誤解がありますので。 それと、予算と期間に余裕があれば、手光の小中一貫校とか、ほかの案もお勧めし、お示しするところですが、今現状は現実的じゃないと思っております。決められたルールのもと、市長と教育委員会には、建設的な意見交換をお願いして、正常なプロセスを経て、一日でも早い予算措置をお願いしたい。それで議案を上程させていただきたいというのが私の願いです。 これで一般質問を終わります。 ○議長(江上隆行) これをもちまして本定例会の一般質問は全て終了をいたしました。 ここで休憩とし、再開は追ってお知らせをいたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後3時16分            再開 午後8時20分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き会議を行います。 さて既に会議時間の午後5時を過ぎております。 そこでお諮りをいたします。本日の会議は、議事の都合により会議終了まで続けたいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認めます。したがいまして、本日の会議は、会議終了まで続けることに決定をいたしました。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第2から日程第6まで(委員長報告) ○議長(江上隆行) 日程第2、議案第35号令和2年度福津市一般会計補正予算(第4号)についてから、日程第6、議案第39号令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの、以上5議案を議題とします。 予算審査特別委員会委員長の報告を求めます。米山信委員長、お願いをいたします。 ◎予算審査特別委員長(米山信) 予算審査特別委員会審査報告を行います。 令和2年第4回福津市議会定例会において、本委員会に付託を受けておりました案件についての審査結果を、会議規則第110条の規定により報告をいたします。 記。 1.事件名。   議案第35号 令和2年度福津市一般会計補正予算(第4号)について。   議案第36号 令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について。   議案第37号 令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について。   議案第38号 令和2年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について。   議案第39号 令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について。 2.審査経過。   付託年月日 令和2年9月1日。   審査年月日 令和2年9月8日。 本議案は、全員の議員をもって構成した特別委員会で慎重に審査したため、詳細については省略をいたします。 3.審査結果。   議案第35号 令和2年度福津市一般会計補正予算(第4号)については、横山良雄議員から提出された修正案及び修正した部分を除く原案を賛成多数で可決すべきものと決定した。   議案第36号 令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決定した。   議案第37号 令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決定した。   議案第38号 令和2年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決定した。   議案第39号 令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)については、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決定した。 以上であります。 ○議長(江上隆行) お諮りいたします。以上5議案については、全議員をもって構成する予算審査特別委員会で詳細に審査されましたので、委員長に対する質疑は省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、委員長に対する質疑は省略いたします。 米山信委員長、自席へお戻りください。 日程第2、議案第35号令和2年度福津市一般会計補正予算(第4号)についての討論を受けます。なお、討論は原案及び修正案の一括討論といたします。 まず、原案に対する賛成討論、次に、原案及び修正案に対する反対討論、続きまして、原案に対する賛成討論、次に、修正案に対する賛成討論を受けます。それでは、ございませんでしょうか。 それでは、まず、原案に賛成のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 次に、原案及び修正案に反対のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 次に、原案に賛成のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 次に、修正案に賛成のかたの発言を許します。石田議員。 ◎4番(石田まなみ) 議席番号4番、なのはな会、社民党の石田まなみです。 修正案に賛成の立場で討論いたします。 まず、3,000万円という予算です。コロナ禍の中、ほかに必要な補償があるはずです。その中でこの3,000万は高い予算だと思っています。 そして、第2に、どうしても調査をするというのであれば、竹尾緑地、手光、両方ともに調査をするのがよいのではないでしょうか。 というのも、学校建設に関しては、既に市民は意見の面で分かれています。竹尾だ、手光だ、どちらか分からない。どちらでもいいから早く建ててくれ。そういう意見が飛び交っています。 片方のみでなく、同じ条件で両方の調査をやることで、その先が見えてくるのではないでしょうか。 教育部と協力してこの問題に取り組むと市長は常々おっしゃっています。今回は、市長部局からついた予算ですが、教育部としっかりと協議をした上での予算を上げていただきたいと思います。 今回、市民の皆さんからいろんな意見を出してもらう市民意向調査も始まります。せっかく貴重な時間を割いて集まって意見を寄せてくださる市民の皆さんの人と人の間の溝をこれ以上深めないようにしていただきたいと思います。 以上の理由から賛成いたします。 ○議長(江上隆行) 次に、原案に賛成のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 次に、原案及び修正案に反対のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 次に、原案に賛成のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 次に、修正案に賛成のかたの発言を許します。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) 討論を終結します。 これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、修正案及び修正した部分を除く原案分について可決することに決定しております。委員長の報告どおり決定することに賛成のかたの起立を求めます。            〔起  立〕 ○議長(江上隆行) 全員賛成であります。したがいまして、日程第2、議案第35号令和2年度福津市一般会計補正予算(第4号)については、委員長の報告どおり可決することに決定いたしました。 日程第3、議案第36号令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についての討論を受けます。ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので討論を終結します。 これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することにすることに決定しております。委員長の報告どおり決定することに賛成のかたの起立を求めます。            〔起  立〕 ○議長(江上隆行) 全員賛成であります。したがいまして、日程第3、議案第36号令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、委員長の報告どおり可決することに決定をいたしました。 日程第4、議案第37号令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)についての討論を受けます。ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので討論を終結します。 これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することに決定しております。委員長の報告どおり決定することに賛成のかたの起立を求めます。            〔起  立〕 ○議長(江上隆行) 全員賛成であります。したがいまして、日程第4、議案第37号令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、委員長の報告どおり可決することに決定をいたしました。 日程第5、議案第38号令和2年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についての討論を受けます。ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので討論を終結します。 これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することに決定しております。委員長の報告どおり決定することに賛成のかたの起立を求めます。            〔起  立〕 ○議長(江上隆行) 全員賛成であります。したがいまして、日程第5、議案第38号令和2年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、委員長の報告どおり可決することに決定をいたしました。 日程第6、議案第39号令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)についての討論を受けます。ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので討論を終結します。 これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することに決定しております。委員長の報告どおり決定することに賛成のかたの起立を求めます。            〔起  立〕 ○議長(江上隆行) 全員賛成であります。したがいまして、日程第6、議案第39号令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)については、委員長の報告どおり可決することに決定をいたしました。 本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会とします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            散会 午後8時31分...